国吉が勝ちパターンの一角として大活躍
ロッテとDeNAのトレードといえば、2021年のシーズン中に行われた国吉佑樹(DeNA)と有吉優樹(ロッテ)の交換トレードが記憶に新しい。最速161kmをマークし、球威で押していくタイプの国吉に対してロッテの井口資仁監督は、「(前年にトレードでシーズン途中に加入した)澤村拓一のような役割をイメージしている」と期待していたが、これが見事に的中した。
トレード後しばらくはコンディション調整のため登板しなかったが、1軍登録後に勝ちパターンの一角を任されると25試合に登板して、2勝2セーブ17ホールド、防御率1.44の大活躍。チームのクライマックスシリーズ(CS)進出に大きく貢献し、ロッテのリリーバーの中で確固たる地位を築いた。
一方の有吉は7月の中日戦で移籍後初登板を果たし、7回途中2失点と好投するも黒星。その後は足のケガに見舞われ、登板することができなかった。両投手の明暗がくっきりと分かれる形となったが、今季は有吉が奮起できるかに注目だ。