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阪神と日本ハムのトレード史 下柳剛や坪井智哉、柏原純一ら移籍後も結果を残した選手が多数

2021 9/8 06:00勝田聡
DeNAベイスターズの坪井智哉コーチ,ⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

柏原純一が阪神で復活し、その後コーチに就任

セ・リーグの優勝を争う阪神は今シーズン開幕後に2件のトレードを成立させた。そのひとつが日本ハムとの間で成立した谷川昌希(阪神→日本ハム)の金銭トレードだ。

阪神と日本ハムのトレードは2012年の若竹竜士(阪神→日本ハム)と今成亮太(日本ハム→阪神)以来9年ぶりと久しぶりのトレードだった。そんな両球団の間では過去にはどのようなトレードが成立していたのかを振り返ってみたい。

谷川と同じく金銭トレードでは1986年の柏原純一(日本ハム→阪神)の例がある。柏原は日本ハムで1978年から8年間に渡り主軸を務め、3度のベストナインにも輝いたバットマンだが、1985年は規定打席未到達に終わり打率.216(185打数40安打)と低迷していた。

しかし移籍初年度となった1986年は107試合の出場で規定打席未到達ながらも、打率.313(310打数97安打)、17本塁打と復活する。その後は目立った成績を残せず1988年に現役を引退したものの、1989年からは阪神でコーチに就任。金銭トレードの成功例と言えるだろう。

阪神と日本ハムの主なトレード,ⒸSPAIA


下柳剛は阪神で2度のリーグ優勝に貢献

交換トレードでも実績者の移籍があった。古いところでは1976年に村上雅則(マッシー村上)と後藤和昭が阪神から日本ハムへ移籍し、東田正義が日本ハムから阪神に加入している。

日本人メジャーリーガー第1号として知られる村上は南海の印象が強いかもしれないが、1974年に南海から阪神へ移籍し、1年間在籍している。阪神では18試合の登板で2勝1敗1セーブ、防御率5.12と苦しんだ。

しかし、移籍先の日本ハムでは中継ぎエースとして復活し、移籍初年度から5年連続で30試合以上に登板する活躍を見せた。1977年には61試合の登板で7勝4敗6セーブ、防御率2.33。翌1978年には57試合の登板で12勝11敗10セーブと、元メジャーリーガーの力をいかんなく発揮した。

一方、阪神に移籍した東田は移籍初年度の1976年に121試合に出場し、打率.247(352打数87安打)、12本塁打とまずまずの成績を残すも、翌1977年は57試合の出場にとどまり現役を引退した。

2003年は阪神から日本ハムへ伊達昌司と山田勝彦が移籍し、下柳剛と中村豊が日本ハムから阪神に加わった。下柳は日本ハム時代に中継ぎとしての起用が多かったが、阪神では先発に転向。移籍後は5度の2桁勝利を記録し、2003年と2005年のリーグ優勝に貢献している。

日本ハムへ移籍した伊達は、再びトレードでチームを離れているため2年間の在籍だったが、移籍初年度に51試合の登板で5勝1敗9セーブ、防御率2.60とキャリアハイの成績を残す。翌年も離脱はあったが19試合の登板で1勝0敗、防御率1.66と安定していた。

坪井智哉は日本ハム移籍後1年目から打率3割超

阪神で打率3割が2度ある坪井智哉(阪神→日本ハム)と、日本ハムで捕手として100試合以上の出場経験が4度ある野口寿浩(日本ハム→阪神)の交換トレードが2003年に行われた。

移籍1年目から打率.330(443打数146安打)と実力を発揮した坪井は、その後も2010年まで日本ハムでプレー。その後、オリックス、米独立リーグと渡り歩き、2014年に現役を引退した。現在は、DeNAの一軍打撃コーチを務めている。一方、野口も2008年まで6年間に渡り、控え捕手としてチームを支えた。

若竹との交換トレードで2012年に日本ハムから阪神へ移籍した今成は、日本ハム時代は32試合の出場だったが、移籍後は438試合に出場するユーティリティープレーヤーとして活躍。移籍後に大きく花開いた。

振り返ってみると、阪神と日本ハムの間で実績ある選手のトレードが複数あったことがわかる。そして、投手では村上・伊達・下柳が、野手では柏原・坪井・今成が移籍後も結果を残している。

阪神時代に3年間で25試合の登板にとどまっていた谷川は、ここまで9試合に登板し、すでに3年ぶりとなる白星を挙げている。さらなる活躍を見せ、日本ハムで花を咲かせることができるだろうか。

※数字は2021年9月5日終了時点

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