国内移籍は金村義明、山崎慎太郎、大村直之、藤井彰人、美馬学の計5人
プロ野球のFA権取得は選手にとって大きな勲章だ。権利を行使して移籍することは野球人生においてターニングポイントになり得る重大な決断である一方、出ていかれる球団にとっては戦力ダウンとなり痛手であることも確かだ。
これまでFAで最も多く流出した球団は19人の西武。FA選手を5人獲得した楽天は、逆に4人が流出、FA選手を1人獲得した近鉄は3人流出している。今回は楽天と近鉄からFA移籍した選手を振り返ってみたい。
2004年に近鉄はオリックスと球団合併し、新規参入した楽天に分配ドラフトで選手が加入した経緯がある。楽天からFA移籍した4人のうち、美馬学を除く3人は元近鉄の選手だった。国内他球団に移籍したのは下記の通り。
1994年オフ 金村義明 近鉄→中日
1997年オフ 山崎慎太郎 近鉄→ダイエー
2004年オフ 大村直之 近鉄→ソフトバンク
2010年オフ 藤井彰人 楽天→阪神
2019年オフ 美馬学 楽天→ロッテ