村松有人はソフトバンク、平野恵一は阪神でコーチ
プロ野球シーズンオフの話題であるはずのFA戦線が、今年は早くも取り沙汰されている。ヤクルト・山田哲人や中日・大野雄大、ヤクルト・小川泰弘らの今オフの動向に注目が集まっている。
これまでFA選手を最も多く獲得したのは26人の巨人。パ・リーグでは最多13人のソフトバンクに次いで多いのが6人のオリックスだ。今回はオリックスにFA移籍した選手を振り返ってみたい。
初めてオリックスにFA移籍したのは村松有人。ダイエー時代は盗塁王に輝くなど俊足巧打の外野手として活躍し、2003年オフにFAでオリックス入りすると在籍5年で打率.289、10本塁打、153打点をマークした。2008年オフに大村直之と交換トレードで古巣ソフトバンクに復帰。2010年に引退後はソフトバンクのスカウトなどを務め、現在は一軍外野守備走塁コーチを務めている。
東海大からドラフト自由獲得枠でオリックスに入団した平野恵一は、2007年オフに濱中治、吉野誠との2対2の交換トレードでチームメートの阿部健太とともに阪神移籍。タテジマを着て5年間プレーしたが、西岡剛と福留孝介がメジャーから帰国して阪神入りするのと入れ替わるように、2012年オフにFAでオリックスに復帰した。
古巣では3年間プレーし、打率.280、1本塁打、47打点の成績を残して2015年に引退。現在は阪神の二軍内野守備走塁コーチを務めている。