第1号は中村紀洋、今江敏晃は育成コーチに
プロ野球シーズンオフの話題であるはずのFA戦線が、今年は早くも取り沙汰されている。ヤクルト・山田哲人や中日・大野雄大、ヤクルト・小川泰弘らの今オフの動向に注目が集まっている。
これまでFA選手を最も多く獲得したのは26人の巨人。パ・リーグではソフトバンクが13人、オリックスが6人、ロッテと楽天が5人となっている。今回は楽天にFA移籍した選手を振り返ってみたい。
初めてFAで楽天入りしたのは中村紀洋だった。近鉄の主砲として2001年の優勝に貢献、ドジャース、オリックス、中日と渡り歩き、24本塁打を放った2008年オフにFA宣言。楽天では在籍2年で15本塁打、90打点と期待に応えられず戦力外となった。2011年から横浜で4年間プレーし、通算404本塁打をマーク。現在は浜松開誠館高で高校球児を指導している。
今江敏晃はPL学園からロッテに入団し、プロ14年目の2015年オフにFAで楽天入り。在籍4年で打率.274、15本塁打、89打点の成績を残し、2019年に引退した。現在は楽天の育成コーチを務めている。