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FAで13人を獲得したソフトバンク、移籍選手の「その後」は?

2020 9/14 06:00SPAIA編集部
ソフトバンクの内川聖一ⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

松永浩美は日本初のFA、西武の黄金時代支えた石毛宏典も加入

プロ野球シーズンオフの話題であるはずのFA戦線が、今年は早くも取り沙汰されている。ヤクルト・山田哲人や中日・大野雄大、ヤクルト・小川泰弘らの今オフの動向に注目が集まっている。

これまでFA選手を最も多く獲得したのは26人の巨人。次いで多いのが13人のソフトバンクだ。今回はソフトバンクにFA移籍した選手を振り返ってみたい。

ソフトバンクにFA移籍した野手


阪急時代に盗塁王や最高出塁率に輝き「史上最高のスイッチヒッター」と呼ばれた松永浩美は、1992年オフに野田浩司との交換トレードで阪神に移籍したが、期待通りの活躍ができず、1年後には日本球界初のFA宣言。地元・福岡のダイエーに移籍した。

1年目の1994年は116試合に出場して打率.314をマークするなど在籍4年で打率.267、15本塁打、92打点の成績を残した。ダイエー退団後の1998年にはMLBアスレチックスの入団テストを受けたが、契約には至らず引退。その後は独立リーグのコーチや野球教室、講演などの活動をしている。

プリンスホテルからドラフト1位で西武に入団し、黄金時代の中心選手だった石毛宏典は、1994年オフにFAでダイエー移籍。在籍2年で打率.189、1本塁打、12打点に終わり、現役引退した。引退後はダイエーの二軍監督やオリックスの監督、四国アイランドリーグのコミッショナーなどを務めている。

田村藤夫はコーチ歴任、大村直之は豪州移住、小久保裕紀は日本代表監督

田村藤夫は日本ハムの正捕手として活躍し、1995年オフにトレードでロッテへ移籍。さらに翌年オフにFA宣言してダイエー入りした。在籍2年で22試合に出場したのみで引退。引退後はダイエーを始め、日本ハム、中日、阪神、ソフトバンクでコーチを務め、2度目の中日コーチを2019年に退任した。

大村直之は育英高時代に夏の甲子園で優勝し、近鉄でも俊足強打の外野手として活躍していた。しかし、2004年に近鉄が消滅したためFA宣言してソフトバンクに移籍。在籍4年で打率.294、17本塁打、161打点の成績を残した。

2008年オフに村松有人との交換トレードでオリックスに移籍し、2010年に引退。引退後はオーストラリアに移住している。

小久保裕紀はダイエーでプロ人生をスタートし、本塁打王や打点王のタイトルを獲得したが、2003年オフに巨人に無償トレード。3シーズンで計94本塁打、238打点をマークした。2006年オフにFA宣言し、親会社がソフトバンクに替わった古巣に復帰。2012年に引退するまで6シーズンで、打率.265、92本塁打、369打点の成績を残した。引退後は侍ジャパンの監督を務めた。

内川聖一は両リーグ首位打者、細川亨と鶴岡慎也も現役

大分工高から2000年ドラフト1位で横浜入りした内川聖一は、2010年オフにFAでソフトバンク移籍。1年目の2011年に首位打者、翌2012年には最多安打に輝き、両リーグでそれぞれのタイトルを獲得した。2018年には通算2000安打を達成するなど、2019年までの9シーズンで打率.296、117本塁打、602打点をマークしている。

西武の正捕手として活躍した細川亨は2010年オフにFA宣言。横浜とオリックスからもオファーがあったが、ソフトバンク入りを決断した。在籍6年で打率.184、14本塁打、106打点の成績を残し、2016年オフにはコーチ就任を打診されたが固辞。楽天、ロッテと移り、40歳の現在も現役を続けている。

鶴岡慎也は日本ハム時代の2013年にFAでソフトバンク移籍。在籍4年で打率.231、6本塁打、65打点の成績を残した。2017年オフに2度目のFA権を行使し、古巣・日本ハムに復帰。現在はバッテリーコーチを兼任している。

49勝挙げた工藤公康、地元志向の帆足和幸、寺原隼人、中田賢一

ソフトバンクにFA移籍した投手は5人。1人目は現監督の工藤公康だった。

ソフトバンクにFA移籍した投手


西武時代に最優秀防御率のタイトルを3度獲得するなど左腕エースとして活躍した工藤は、1994年オフにFAでダイエー移籍。在籍5年で49勝を挙げた。1999年オフに再びFAで巨人に移籍し、横浜、西武と渡り歩いて通算224勝をマークした。

山崎慎太郎は近鉄時代の1997年オフにダイエーにFA移籍したが、在籍2年でわずか2勝に終わり、2000年は広島にテスト入団した。2002年にオリックスで現役を終えるまで、通算87勝を挙げた。

帆足和幸は西武時代に4度の2桁勝利をマークし、2011年オフにFA宣言して故郷・福岡のソフトバンク入り。在籍4年で15勝を挙げ、2015年に引退した。

寺原隼人は日南学園高時代に甲子園を沸かせ、ドラフト1位でダイエー入団。その後、横浜、オリックスと移り、2012年オフにFAでソフトバンクに復帰した。復帰後は在籍6年で16勝17敗11ホールド。2019年にヤクルトで現役生活を終え、現在は沖縄に新設された琉球ブルーオーシャンズで投手コーチを務めている。

北九州市立大出身の中田賢一は中日時代の2013年オフにFA宣言し、故郷・福岡のソフトバンク入り。在籍6年で39勝をマークしたが、2019年オフにトレードで阪神に移籍した。

資金力のあるソフトバンクは、ダイエー時代も含めて大物選手の獲得が多い。加えて、九州出身選手が故郷のフランチャイズ球団を希望することが多いのも特長となっている。

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