仲田幸司は未勝利、涌井秀章は48勝、今季から美馬学も加入
プロ野球シーズンオフの話題であるはずのFA戦線が、今年は早くも取り沙汰されている。ヤクルト・山田哲人や中日・大野雄大、ヤクルト・小川泰弘らの今オフの動向に注目が集まっている。
これまでFA選手を最も多く獲得したのは26人の巨人。パ・リーグでは最多がソフトバンクの13人、オリックスが6人、ロッテと楽天が5人となっている。今回はロッテにFA移籍した選手を振り返ってみたい。
移籍第1号は仲田幸司だった。興南高から阪神に入団し、優勝した1985年に3勝を挙げて頭角を現すと、1992年には14勝をマークして2位躍進に貢献した。9試合の登板で0勝2敗に終わった1995年オフにFA宣言してロッテ入り。しかし、在籍2年で1勝もできず1997年に引退した。
投手でFA移籍した2人目は涌井秀章。横浜高からドラフト1位で西武に入団し、最多勝に2度輝くなど活躍した。2013年オフにFAでロッテ入りすると、2015年に自身3度目の最多勝のタイトルを獲得するなど、在籍6年で48勝を挙げた。3勝7敗に終わった2019年オフに金銭トレードで楽天に移籍している。
美馬学は東京ガスから楽天に入団して9年間で通算51勝。2019年オフにFAでロッテ入りした。2020年はすでに7勝している。