75ゴールの釜本邦茂がトップ、三浦知良、岡崎慎司が続く
サッカーの2022年FIFAワールドカップは11月20日からカタールで行われる。世界から予選を勝ち抜いた32カ国が集う4年に1度の「夢の祭典」。本大会の組み合わせ抽選は4月1日に行われ、決勝は12月18日(日本時間24時)に予定されている。
アジア最終予選グループBで2位の日本は、3月24日にアウェーで戦うオーストラリア戦に勝てば7大会連続の出場が決まる。本大会を待ちきれないファンも多いだろう。
そこで改めてこれまで日本代表で活躍したストライカーを振り返ってみたい。通算ゴール数ランキングは以下の通りとなっている。
歴代1位は75ゴールの釜本邦茂。76試合でマークした数字だから驚異的だ。1968年のメキシコ五輪で得点王に輝き、銅メダル獲得に貢献。Jリーグ誕生前で、国内のサッカー人気もまだまだ低かった時代に日本代表を牽引した功績はとてつもなく大きい。
2位は「キング」三浦知良で55ゴール。静岡学園高を中退して単身ブラジルに渡り、プロとして日本に帰国後、日本サッカー界を引っ張ってきたパイオニアだ。数々の名場面を演出し、記憶にも記録にも残る活躍をしてきたキングカズが一度もワールドカップに出場していないことは残念としか言いようがない。
3位は50ゴールの岡崎慎司。滝川第二高から清水エスパルスに加入し、2011年にドイツ・ブンデスリーガのシュトゥットガルトに移籍してからは海外クラブをわたり歩いており、現在はスペイン2部のカルタヘナに所属している。日本代表としては2010年の南アフリカ大会、2014年のブラジル大会、2018年のロシア大会とワールドカップに3度出場している。
原博実と本田圭佑が4位タイ、香川真司は31ゴール、高木琢也は27ゴール
4位は原博実で37ゴール。1981年に日本リーグの三菱重工に加入し、日本代表でも点取り屋として活躍した。1986年メキシコワールドカップのアジア最終予選進出に貢献したが、韓国に連敗して出場はならなかった。
本田圭佑も37ゴールで4位に並んでいる。星稜高から名古屋グランパス入りし、2008年にオランダのVVVフェンロに移籍後は海外でプレー。日本代表では2010年の南アフリカ大会、2014年のブラジル大会、2018年のロシア大会の3度、ワールドカップに出場した。無回転フリーキックで何度も相手GKを幻惑した。
6位は31ゴールの香川真司。2010年にセレッソ大阪からドイツ・ブンデスリーガのボルシア・ドルトムントに移籍し、現在はベルギーのシント・トロイデンでプレーしている。日本代表としては2014年と2018年の2度、ワールドカップに出場している。
7位は「アジアの大砲」高木琢也で27ゴール。Jリーグ創設からサンフレッチェ広島で活躍し、日本代表としても1992年のアジアカップ決勝のサウジアラビア戦で決勝ゴールを決めて、日本の初優勝に貢献した。1998年フランスワールドカップのアジア予選には出場したが、本大会には出場していない。現在はSC相模原の監督を務めている。
木村和司は国際Aマッチ6試合連続ゴール、大迫勇也は9位
8位は26ゴールの木村和司。日本リーグ時代の日産自動車で活躍し、1986年メキシコワールドカップのアジア最終予選・韓国戦で決めたフリーキックは伝説となっている。国際Aマッチ6試合連続ゴールは現在も最長記録だ。
9位は大迫勇也で25ゴール。鹿児島城西高時代に出場した冬の選手権で10ゴールを決め、対戦相手が「大迫、半端ないって」とお手上げのコメントをしたエピソードは有名だ。現在はヴィッセル神戸でプレー。日本代表としては2018年のロシアワールドカップに出場している。
10位は24ゴールの中村俊輔。左足のフリーキックを武器に活躍し、2002年の日韓共催ワールドカップ代表には漏れたが、2006年ドイツ大会と2010年南アフリカ大会には出場した。現在も横浜FCでプレーしている。