「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

サッカー日本代表の歴代ワールドカップメンバーと試合結果

2022 12/28 06:00SPAIA編集部
ワールドカップカタール大会の日本代表,Ⓒゲッティイメージズ
このエントリーをはてなブックマークに追加

Ⓒゲッティイメージズ

1998年W杯フランス大会

FIFAワールドカップカタール大会でサッカー日本代表がベスト16入りした。目標のベスト8入りこそ逃したものの、ドイツとスペインを破って日本中を感動の渦に巻き込んだことは、2022年スポーツ界のハイライトシーンのひとつだろう。

初出場の1998年フランス大会から7大会連続出場。改めてこれまでの各大会代表メンバーと成績を振り返ってみたい。

出場が当たり前になった今では隔世の感だが、初出場までは日本サッカー界の悲願だったワールドカップ。アメリカ大会予選の「ドーハの悲劇」を乗り越え、岡田武史監督の下で初出場したのが1998年フランス大会だった。当時のメンバーは以下の通り。

GK 1 小島伸幸
   20 川口能活
   21 楢崎正剛
DF 2 名良橋晃
   3 相馬直樹
   4 井原正巳
   5 小村徳男
   13 服部年宏
   16 斉藤秀俊
   17 秋田豊
   19 中西永輔
MF 6 山口素弘
   7 伊東輝悦
   8 中田英寿
   10 名波浩
   11 小野伸二
   15 森島寛晃
   22 平野孝
FW 9 中山雅史
   12 呂比須ワグナー
   14 岡野雅行
   18 城彰二

【グループステージ】
アルゼンチン 1-0 日本
クロアチア 1-0 日本
ジャマイカ 2-1 日本

グループリーグで日本はアルゼンチン、クロアチアに連敗し、ジャマイカ戦で中山雅史がW杯初ゴールを決めたものの3連敗で敗退となった。

2002年W杯日韓大会

韓国との共催となった2002年大会は、日本は開催国枠のため予選免除。「フラットスリー」を掲げるフィリップ・トルシエ監督の下、ワールドカップ初勝利を挙げた。当時のメンバーは以下の通り。

GK 1 川口能活
   12 楢崎正剛
   23 曽ヶ端準
DF 2 秋田豊
   3 松田直樹
   4 森岡隆三
   16 中田浩二
   17 宮本恒靖
MF 5 稲本潤一
   6 服部年宏
   7 中田英寿
   8 森島寛晃
   14 三都主アレサンドロ
   15 福西崇史
   18 小野伸二
   19 小笠原満男
   20 明神智和
   21 戸田和幸
   22 市川大祐
FW 9 西沢明訓
   10 中山雅史
   11 鈴木隆行
   13 柳沢敦

【グループステージ】
日本 2-2 ベルギー
日本 1-0 ロシア
日本 2-0 チュニジア

【決勝トーナメント1回戦】
トルコ 1-0 日本

日本は初戦のベルギー戦で鈴木隆行と稲本潤一がゴールを決めて引き分けると、ロシア戦は稲本潤一が決勝ゴール、チュニジア戦も森島寛晃と中田英寿のゴールで快勝。2勝1分けで初の決勝トーナメント進出を果たした。宮城で戦ったトルコには0-1で敗れ、ベスト16どまりだった。

2006年W杯ドイツ大会

ジーコ監督に率いられた日本代表は、前回の日韓大会経験者が多く選出される一方、前回は落選した中村俊輔らが選ばれたほか、長身FW巻誠一郎がサプライズ選出された。

GK 1 楢崎正剛
   23 川口能活
   12 土肥洋一
DF 2 茂庭照幸
   3 駒野友一
   5 宮本恒靖
   6 中田浩二
   14 三都主アレサンドロ
   19 坪井慶介
   21 加地亮
   22 中沢佑二
MF 4 遠藤保仁
   7 中田英寿
   8 小笠原満男
   10 中村俊輔
   15 福西崇史
   17 稲本潤一
   18 小野伸二
FW 9 高原直泰
   11 巻誠一郎
   13 柳沢敦
   16 大黒将志
   20 玉田圭司

【グループステージ】
オーストラリア 1-3 日本
クロアチア 0-0 日本
ブラジル 1-4 日本

初戦のオーストラリア戦で日本は先制したものの逆転負けを喫し、クロアチアとはスコアレスドロー、ブラジル戦は玉田圭司が先制ゴールを決めたが4点を奪われて逆転負け。1分け2敗でグループリーグ敗退となり、中田英寿が現役引退を表明した。

2010年W杯南アフリカ大会

脳梗塞を患い、2008年に退任したイビチャ・オシム監督の後任として指揮を執った岡田武史監督は、初出場したフランス大会以来、自身2度目のワールドカップとなった。

GK 1 楢崎正剛
   21 川島永嗣
   23 川口能活
DF 3 駒野友一
   4 田中マルクス闘莉王
   5 長友佑都
   6 内田篤人
   13 岩政大樹
   15 今野泰幸
   22 中沢佑二
MF 2 阿部勇樹
   7 遠藤保仁
   8 松井大輔
   10 中村俊輔
   14 中村憲剛
   17 長谷部誠
   18 本田圭佑
   20 稲本潤一
FW 9 岡崎慎司
   11 玉田圭司
   12 矢野貴章
   16 大久保嘉人
   19 森本貴幸

【グループステージ】
日本 1-0 カメルーン
オランダ 1-0 日本
日本 3-1 デンマーク

【決勝トーナメント1回戦】
パラグアイ 0-0(PK5-3) 日本

日本は初戦のカメルーン戦に本田圭佑のゴールで勝利を収めた。続くオランダ戦は敗れたものの、デンマーク戦は本田圭佑の無回転FKで先制し、遠藤保仁、岡崎慎司も得点を決めて3ー1で快勝。2度目の決勝トーナメント進出を果たした。パラグアイ戦は延長を合わせて計120分でも決着がつかず、PK戦で敗れてベスト8入りはならなかった。

2014年W杯ブラジル大会

アルベルト・ザッケローニ監督の下、開催国のブラジルを除いて世界最速でワールドカップ出場を決めた日本。本田圭佑は「優勝」を目標に掲げて本大会に臨んだ。

GK 1 川島永嗣
   12 西川周作
   23 権田修一
DF 2 内田篤人
   3 酒井高徳
   5 長友佑都
   6 森重真人
   15 今野泰幸
   19 伊野波雅彦
   21 酒井宏樹
   22 吉田麻也
MF 7 遠藤保仁
   14 青山敏弘
   16 山口蛍
   17 長谷部誠
FW 4 本田圭佑
   8 清武弘嗣
   9 岡崎慎司
   10 香川真司
   11 柿谷曜一朗
   13 大久保嘉人
   18 大迫勇也
   20 斎藤学

【グループステージ】
コートジボワール 2-1 日本
ギリシャ 0-0 日本
コロンビア 4-1 日本

日本は初戦のコートジボワール戦は本田圭佑のゴールで先制したが逆転負け。ギリシャとはスコアレスドロー、コロンビア戦は岡崎慎司のゴールで一度は追いついたものの最終的には4点を献上して敗れ、1分け2敗でグループステージ敗退となった。

2018年W杯ロシア大会

ブラジル大会後に就任したハビエル・アギーレ監督がサラゴサ監督当時の八百長疑惑が発覚したため半年で契約解除され、後任のヴァヒド・ハリルホジッチ監督も6大会連続のワールドカップ出場を決めたものの、開幕2カ月前に成績不振や選手との信頼関係が薄いことを理由に解任された。日本は急遽就任した西野朗監督の下、本大会に臨んだ。

GK 1 川島永嗣
   12 東口順昭
   23 中村航輔
DF 2 植田直通
   3 昌子源
   5 長友佑都
   6 遠藤航
   19 酒井宏樹
   20 槙野智章
   21 酒井高徳
   22 吉田麻也
MF 4 本田圭佑
   7 柴崎岳
   8 原口元気
   10 香川真司
   11 宇佐美貴史
   14 乾貴士
   16 山口蛍
   17 長谷部誠
   18 大島僚太
FW 9 岡崎慎司
   13 武藤嘉紀
   15 大迫勇也

【グループステージ】
日本 2-1 コロンビア
日本 2-2 セネガル
ポーランド 0-1 日本

【決勝トーナメント1回戦】
ベルギー 3-2 日本

日本は香川真司と大迫勇也のゴールでコロンビアを破り、セネガル戦は乾貴士と本田圭佑の得点で引き分け。ポーランド戦は敗れたものの1勝1分け1敗で決勝トーナメントに進出した。ベルギーとの決勝トーナメント1回戦は原口元気と乾貴士のゴールで2点をリードしたが、逆転負けを喫した。

2022年W杯カタール大会

西野朗前監督時代にコーチを務めていた森保一監督がバトンタッチして臨んだカタール大会。それまで日本代表を引っ張ってきた長谷部誠や本田圭佑、香川真司らが代表を外れ、久保建英や三笘薫ら若手が台頭した。開幕直前でDF中山雄太が負傷離脱したため、FW町野修斗が追加招集され、本大会に臨んだ。

GK 1 川島永嗣
   12 権田修一
   23 シュミット・ダニエル
DF 2 山根視来
   3 谷口彰悟
   4 板倉滉
   5 長友佑都
   16 冨安健洋
   19 酒井宏樹
   22 吉田麻也
   26 伊藤洋輝
MF 6 遠藤航
   7 柴崎岳
   8 堂安律
   9 三笘薫
   10 南野拓実
   11 久保建英
   13 守田英正
   14 伊東純也
   15 鎌田大地
   17 田中碧
   24 相馬勇紀
FW 18 浅野拓磨
   20 町野修斗
   21 上田綺世
   25 前田大然

【グループステージ】
ドイツ 1-2 日本
日本 0-1 コスタリカ
日本 2-1 スペイン

【決勝トーナメント1回戦】
日本 1-1(PK1-3) クロアチア

日本は初戦でドイツに先制されながら堂安律と浅野拓磨のゴールで逆転勝ちする最高のスタート。コスタリカには苦杯を喫したが、スペイン戦でも先制されながら堂安律の同点ゴールと田中碧の決勝ゴールで逆転勝ちした。三笘薫のクロスがゴールラインにわずかに乗っており「奇跡の1ミリ」は世界的な話題となった。

決勝トーナメント1回戦では前田大然のゴールで先制しながらもクロアチアに追いつかれ、PK戦の末に敗れた。

【関連記事】
サッカーワールドカップ歴代優勝国と得点王、決勝スコア、優勝回数ランキング
サッカー日本代表通算ゴール数ランキング、最強ストライカーは誰だ?
ワールドカップで出番のなかった男たち、サッカー日本代表の誇りと悔恨