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日本ハムの歴代最多勝投手はパ4位の9人【タイトル獲得選手数ランキング】

2020 10/12 06:00SPAIA編集部
大谷翔平Ⓒゲッティイメージズ
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Ⓒゲッティイメージズ

昨季の有原航平ら9投手が計10度の最多勝に輝く

プロ野球の2020年シーズンもいよいよ終盤戦。ペナントの行方とともに気になるのが個人タイトル争いだ。

1950年の2リーグ分立以降で個人タイトルを獲得した選手数を球団別に調べてみた。最多勝は下表の通りとなっている。

最多勝獲得選手数ランキング


最多勝のタイトルを獲得した選手が最も多い球団は巨人。パ・リーグでは12人のソフトバンクが最多で、日本ハムは9人となっている。今回は日本ハム(前身球団含む)の歴代最多勝投手を振り返ってみたい。

東映時代の尾崎行雄と金田留広、新人MVPの木田勇、工藤幹夫も20勝

2リーグ分立後、初めて最多勝に輝いたのが、東映フライヤーズ時代の尾崎行雄だった。

日本ハムの歴代最多勝投手


浪商高時代、後に巨人で活躍する法政二高の柴田勲と甲子園で3度の名勝負を繰り広げた尾崎は、2年秋に浪商を中退して東映入り。1年目の1962年にいきなり20勝を挙げると、1965年には27勝12敗で最多勝。しかし、右肩痛を患ったため全盛期は短く、29歳で引退した。

金田正一の実弟・金田留広は東映時代の1972年に20勝12敗で最多勝。兄が監督を務めるロッテに移籍した1974年にも16勝7敗でタイトルを獲得している。

日本鋼管から1979年ドラフト1位で日本ハム入りした木田勇は、ルーキーイヤーの1980年に22勝8敗4セーブをマーク。最多勝、最優秀防御率、最高勝率の投手三冠に輝き、新人王、さらに新人として初のMVPも受賞した。

本荘高(秋田)から1978年ドラフト2位で日本ハムに入団した工藤幹夫は、1982年に20勝4敗でタイトル獲得。しかし、故障もあって投手としては短命に終わり、野手転向も実らず28歳で引退した。

同時タイトルの西崎幸広と松浦宏明、「二刀流」大谷翔平も

松浦宏明は1988年に15勝5敗4セーブで最多勝。同数で並んだチームメートの西崎幸広、西武・渡辺久信と3人でタイトルを分け合った。

その西崎は甘いルックスで「トレンディエース」と呼ばれ、女性人気も高かった。ルーキーイヤーの1987年は15勝を挙げながら新人王は近鉄・阿波野秀幸に譲ったが、翌1988年も15勝11敗で最多勝。西武時代の2001年に引退するまで通算127勝を挙げた。

キップ・グロスは1994年に来日。1995年に16勝13敗、1996年も17勝9敗で2年連続最多勝に輝くなど、NPB5シーズンで計55勝をマークした。

現在はMLBエンゼルスで活躍する大谷翔平は、2015年に15勝5敗で最多勝。防御率(2.24)と勝率(.750)もリーグ1位だった。二刀流として打率.202、5本塁打、17打点の打撃成績も残した。さらに翌2016年には投手として10勝4敗、打者として打率.322 、22本塁打、67打点という驚異的な成績だった。

早稲田大から2014年ドラフト1位で入団した有原航平は、ルーキーイヤーに8勝6敗で新人王。プロ5年目の2019年には15勝8敗で最多勝のタイトルを獲得した。

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