巨人、中日に次ぐ11投手が計13度の最多勝に輝く
プロ野球の2020年シーズンもいよいよ終盤戦。ペナントの行方とともに気になるのが個人タイトル争いだ。
1950年の2リーグ分立以降で個人タイトルを獲得した選手数を球団別に調べてみた。最多勝は下表の通りとなっている。
最多勝のタイトルを獲得した選手が最も多い球団は巨人。広島は巨人、中日に次いでセ・リーグ3位の11人が最多勝のタイトルを獲得している。今回は広島の歴代最多勝投手を振り返ってみたい。
プロ野球の2020年シーズンもいよいよ終盤戦。ペナントの行方とともに気になるのが個人タイトル争いだ。
1950年の2リーグ分立以降で個人タイトルを獲得した選手数を球団別に調べてみた。最多勝は下表の通りとなっている。
最多勝のタイトルを獲得した選手が最も多い球団は巨人。広島は巨人、中日に次いでセ・リーグ3位の11人が最多勝のタイトルを獲得している。今回は広島の歴代最多勝投手を振り返ってみたい。
2リーグ分立後、初めて最多勝に輝いたのが、長谷川良平だった。
身長167センチの小柄ながら通算197勝を挙げて「小さな大投手」と呼ばれた長谷川は、1955年に30勝(17敗)をマーク。巨人の大友工と並び、プロ人生で唯一のタイトルとなる最多勝に輝いた。
1974年からは4年連続で広島の違う投手がタイトルを獲得している。金城基泰は1974年に20勝15敗、外木場義郎は1975年に20勝13敗、池谷公二郎は1976年に20勝15敗3セーブ、高橋里志は1977年に20勝14敗で最多勝に輝いた。
1978年から11年連続2桁勝利をマークした北別府学は1982年に20勝8敗1セーブ、1986年に18勝4敗で最多勝のタイトル獲得。1994年に引退するまで広島一筋の現役生活で通算213勝を挙げた。
現監督の佐々岡真司はプロ2年目の1991年に17勝9敗で最多勝。防御率2.44で最優秀防御率のタイトルも獲得して優勝に貢献し、沢村賞やMVPにも輝いた。
黒田博樹は渡米前の2005年に15勝12敗で最多勝のタイトルを獲得。2008年からドジャースに移籍し、広島に復帰して2016年に引退するまで日米通算203勝をマークした。
2020年はツインズで活躍している前田健太は広島時代に2度の最多勝に輝いている。PL学園から入団して4年目の2010年に15勝8敗、メジャー挑戦前年の2015年も同じく15勝8敗でタイトル獲得。2020年9月23日のタイガース戦で日米通算150勝を達成した。
広陵高時代に夏の甲子園で準優勝し、明治大から2011年ドラフト1位で広島入りした野村祐輔は、2016年に16勝3敗で25年ぶりのリーグ優勝に貢献。九州共立大から2013年ドラフト1位で入団した大瀬良大地は、2018年に15勝7敗で最多勝に輝き、リーグ3連覇に貢献した。
どの年代もコンスタントに最多勝投手を輩出している広島。「投手王国」の系譜は脈々と受け継がれている。
【関連記事】
・広島の歴代本塁打王はセ最少タイ5人【タイトル獲得選手数ランキング】
・広島の歴代首位打者はセ5位の6人【タイトル獲得選手数ランキング】
・巨人の歴代最多勝投手は最多14人【タイトル獲得選手数ランキング】
・阪神の歴代最多勝投手は意外に少ない?7人【タイトル獲得選手数ランキング】
・中日の歴代最多勝投手はなんと13人も【タイトル獲得選手数ランキング】
・ヤクルトの歴代最多勝投手はセ4位の8人【タイトル獲得選手数ランキング】
・DeNAの歴代最多勝投手はセ最少5人【タイトル獲得選手数ランキング】
・ソフトバンクの歴代最多勝投手はパ最多12人【タイトル獲得選手数ランキング】
・西武の歴代最多勝投手はパ2位11人【タイトル獲得選手数ランキング】
・美馬学が狙うロッテの歴代最多勝投手は意外に多い?10人【タイトル獲得選手数ランキング】
・日本ハムの歴代最多勝投手はパ4位の9人【タイトル獲得選手数ランキング】
・オリックスの歴代最多勝投手はパ6位7人【タイトル獲得選手数ランキング】
・楽天、近鉄の歴代最多勝投手は?【タイトル獲得選手数ランキング】
・FAで9人流出した広島、国内他球団とメジャー移籍した選手は?
・プロ野球タイトルホルダーの出身高校ランキング【投手編】
・プロ野球タイトルホルダーの出身大学ランキング【投手編】