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パ・リーグ併殺打ランキング、浅村栄斗と鈴木大地の楽天勢がランクイン

2021 8/9 06:00SPAIA編集部
楽天の浅村栄斗,ⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

今季は10本塁打どまりの浅村、後半戦の課題?

走者のいる場面で併殺打に終わると球場は溜息に包まれ、押せ押せムードも萎む。できるだけ併殺が出ないようにベンチは打順を入れ替えたり、エンドランを仕掛けたり、送りバントをすることもある。

それでも併殺をゼロにすることは不可能だ。今季前半戦のパ・リーグで併殺打の多かった打者は下の表の通りとなっている。

パ・リーグ併殺打ランキング


セ・リーグ同様、右打ちの長距離砲が多い。やはり盗塁の少ない、いわゆる鈍足選手ほど併殺が多い傾向にある。

不名誉な1位は14併殺打を記録している楽天の浅村栄斗。西武時代の2018年から3年連続30発を放ち、昨季は本塁打王に輝いたが、今季前半戦は10本塁打、43打点にとどまっている。

もっとも昨季も15併殺打、2019年も12併殺打を記録しているため、個人記録としてはそこまで気にする必要はないかも知れない。ただ、逆転優勝を狙うチームとしては対策が必要だろう。いずれにせよ、後半戦での打棒爆発が期待される。

鈴木大地は左打者で唯一のランクイン

2位はオリックスの杉本裕太郎で12併殺打。JR西日本から入団6年目の今季は打率.297、18本塁打、54打点と大ブレイク。中嶋聡監督の期待に応えている。

ただ、ストライクソーンを9分割したSPAIAのゾーン別データでは、高打率を記録しているのはベルトラインより上。内外角を問わず、低めの球は数字を残せておらず、併殺打の多さにつながっている可能性がある。25年ぶりの優勝に向け、後半戦の課題だろう。

3位は11併殺打のロッテ・レアード。今季は打率.284、18本塁打、55打点と好成績を残している。一発長打の魅力があるため、多少の併殺打には目を瞑ってでも期待したくなるが、精度を上げることができればさらに怖い打者になる。

4位には10併殺打の3人が並んだ。日本ハム・渡邉諒は今季前半戦の打率.251、2本塁打、26打点。5番や6番で起用されることが多く、チャンスで打順が巡ってくることも多いため、チームが浮上するためにも後半戦の課題と言えそうだ。

楽天・鈴木大地はランキングで唯一の左打者。昨季も18併殺打、ロッテ時代の2019年も11併殺打と元々多いタイプだ。クリーンアップにつなぐ2番として起用されることが多いだけに、解消する必要があるだろう。

ソフトバンクの松田宣浩も10併殺打を記録している。今季は打率.233、10本塁打、33打点。通算300本塁打まであと3本に迫っているが、すでに38歳と年齢的な衰えが懸念される。

最少は小深田大翔、楽天は打順組み換えも一考?

ちなみに規定打席到達者で最も併殺打が少ないのは楽天の小深田大翔。84試合に出場して打率.248、併殺打はわずか1本だ。1番で起用されていることもあるだろうが、昨季17盗塁をマークした俊足のおかげもあるだろう。2番・鈴木大地の併殺が多いため、1番と2番を入れ替えるのも一考かも知れない。

また、日本ハムの西川遥輝も1併殺打。今季は打率.237と苦しんでいるが、通算300盗塁にあと2と迫っている。

2併殺打もロッテの荻野貴司や西武・源田壮亮ら俊足選手が並ぶが、同じく西武の森友哉と呉念庭も2併殺打と少ない。

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