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高校野球の県内ライバル校伝説【大阪・青森・群馬・鹿児島】

2020 5/4 11:00SPAIA編集部
イメージ画像ⒸJoseph Sohm/Shutterstock.com
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大阪桐蔭vs履正社【大阪府】

高校野球で甲子園に出場するためには、地方大会でどうしても勝たなければいけない相手がいる。同一都道府県内でしのぎを削ってきた宿命のライバルを紹介していく。

大阪には府内だけでなく、全国的に見ても名の知れ渡った2強がいる。大阪桐蔭と履正社は高校球界を代表するライバル校だ。

大阪桐蔭は史上唯一、2度の春夏連覇を達成するなど、春3回、夏5回の全国制覇を誇る。甲子園では春夏通算63勝12敗という驚異的な成績だ。プロ野球に多くの選手を輩出しており、高校球界の頂点に君臨していると言っていいだろう。

一方の履正社も負けていない。2017年センバツ決勝で大阪桐蔭との「大阪決戦」で敗れるなど、春は2度の準優勝があったが、2019年夏、それまで届きそうで届かなかった全国の頂点についに立った。阪神にドラフト2位で入団した井上広大らの活躍で、奥川恭伸擁する星稜を破って優勝したことは記憶に新しい。

2019年秋季大阪大会決勝では大阪桐蔭が勝ち、ともに近畿大会に出場。大阪桐蔭が準優勝、履正社がベスト4の成績を残し、今春センバツにアベック出場する予定だった。今後も2強のライバル伝説は当面続きそうだ。

大阪府のライバル校比較

八戸学院光星vs青森山田【青森県】

青森では八戸学院光星と青森山田が2強を形成している。八戸学院光星は春夏ともに10回の甲子園出場で、最高成績は2011年夏から3季連続での準優勝。現阪神の北條史也と現ロッテの田村龍弘がいた当時の光星学院は、同校史上最強だったと言えるだろう。

青森山田も2004年から6年連続出場するなど、夏は光星より多い11回の甲子園出場を果たしている。1999年から2019年までの21年間、どちらかが夏の甲子園代表となったのは、なんと18回に上る。2校以外では2010年の八戸工大一、2013年の弘前学院聖愛、2015年の三沢商のみとなっており、いかに2強の力が県内で抜きん出ているかが分かる。

青森県のライバル校比較

健大高崎vs前橋育英【群馬県】

近年、急激にレベルを上げている北関東において、健大高崎と前橋育英の躍進は特に目覚ましい。1999年に桐生第一が群馬県勢として初の全国制覇を果たしたが、現西武の高橋光成を擁して前橋育英が優勝した2013年以降は毎年、両校で代表の座を分け合っている。

「機動破壊」を旗印に、機動力でかき回す健大高崎は春はベスト4、夏はベスト8が最高成績。2019年の秋季関東大会で優勝し、今春センバツに関東王者として出場予定だった。前橋育英は2016年夏から4年連続で甲子園に出場しているが、今夏大会が無事に開催されれば、打倒・健大高崎は絶対条件となりそうだ。

群馬県のライバル校比較

鹿児島実vs樟南【鹿児島県】

鹿児島では鹿児島実と樟南が毎年のように激しい覇権争いを繰り広げている。他にも鹿児島商や鹿児島工、神村学園などレベルの高い強豪が揃う。

「鹿実」の愛称で有名な鹿児島実は春夏通算28回、甲子園出場。1996年センバツでは決勝で智弁和歌山を破って初優勝した。最近では2018年夏の甲子園1回戦で、吉田輝星擁する金足農に敗れている。

鹿児島商工時代は「鹿商工」と呼ばれていた樟南は、春夏計26回の甲子園出場を果たしている。1994年夏の甲子園では決勝で佐賀商に敗れたものの、準優勝を果たした。

鹿児島県のライバル校比較

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