4人がFA移籍、岡島秀樹はレッドソックスへ
プロ野球選手がFA権を取得すると俄然、周囲が騒がしくなる。実績が高ければ高いほど球団は流出を阻止しようと必死になり、他球団は獲得に動く。
ただ、過去の実績と未来の活躍は必ずしも比例しないのが補強の難しいところ。野球人生のターニングポイントとなるFA移籍が、球団や本人にとって正解かどうか、その時は分かるはずもない。
そこで時計を巻き戻し、過去のFA移籍の答え合わせをしてみたい。2006年オフにFA宣言したのは日本ハムの岡島秀樹と小笠原道大、オリックスの的山哲也、日高剛、塩崎真、阪神の金本知憲、巨人の小久保裕紀、横浜の門倉健の8人だった。結果的にオリックスの3人と金本はチームに残留。移籍したのは岡島、小笠原、小久保、門倉の4人だった。
東山高から1993年ドラフト3位で巨人入団した岡島は、投げる瞬間に下を向く独特のフォームで主に中継ぎとして活躍。トレードで日本ハムに移籍した2006年オフにFA宣言し、MLBレッドソックス入りした。2011年まで5シーズンで261試合に登板し、17勝8敗6セーブ84ホールドをマークした。
その後、ソフトバンク、アスレチックス、ソフトバンク、DeNAと移籍し、日米通算55勝48敗56セーブ158ホールドの成績を残している。