トップは近藤健介、続く宮西尚生、上沢直之
新庄剛志監督が話題を独占している日本ハムだが、主力選手はどれくらい稼いでいるのだろうか。2022年の外国人選手を除いた年俸ランキングが下の表だ(金額は推定)。
トップは2億5500万円の近藤健介。横浜高から入団して10年目だった昨季は133試合に出場して打率.298(リーグ5位)、11本塁打(自己最多)、69打点(自己最多タイ)をマークし、1億9500万円から6000万円アップした。
2019年から2年連続で最高出塁率に輝き、通算918安打と節目の1000安打にも迫っている。新庄ハムの主軸として、今季もヒットメーカーにかかる期待は大きい。
2位は宮西尚生で現状維持の2億5000万円。2年契約1年目の昨季は14年連続50試合登板を達成し、1勝2敗15ホールドだった。6月で37歳になる鉄腕は今季もフル回転を誓う。
3位は1億5000万円の上沢直之。昨季は12勝6敗、防御率2.81の好成績を残し、6500万円アップで一気に大台を突破した。オープン戦で監督を任されるなど新庄監督からの信頼も厚い。今季も大車輪の活躍が期待される。
杉浦稔大、堀瑞輝は大幅アップ
1億円以上は上記3人のみ。4位は8000万円の中島卓也だ。昨季は67試合出場で打率.186と不本意な成績に終わったが、2020年から3年契約を結んでいるため現状維持。2015年に盗塁王のタイトルを獲得した31歳。今季はもっと存在感を発揮したい。
5位は7300万円の加藤貴之。昨季は先発ローテーションを守り抜き、25試合登板で6勝7敗、防御率3.42だった。1900万円アップして1億円も射程圏。7年目左腕は自身初の2桁勝利が期待される。
6位は7000万円の杉浦稔大。昨季はクローザーとして56試合に登板、3勝3敗28セーブ、防御率2.96をマークし、3300万円アップとなった。今季も守護神として勝ち試合を締めくくり、ビッグボスと何度も握手をかわしたい。
7位は6000万円の堀瑞輝。広島新庄高からドラフト1位で入団5年目だった昨季は、39ホールドを挙げて最優秀中継ぎ投手に輝いた。2800万円から3200万円アップ。24歳左腕のさらなる成長が楽しみだ。
清宮幸太郎は1700万円、吉田輝星は970万円
8位は玉井大翔で、200万円アップの5800万円。昨季は50試合に登板して、8ホールド、防御率3.16だった。
9位の渡辺諒はトップ10で唯一のダウン更改だった。東海大甲府高から2013年ドラフト1位で入団して8年目の昨季は、83試合出場で打率.242にとどまり、500万円ダウンの5000万円。今季は全ての面で昨年を上回りたい。
10位は伊藤大海。1年目の昨季は10勝9敗、防御率2.90の好成績を残し、東京五輪にも出場した。2600万円アップの4100万円となり、2年目の今季も頼りになりそうだ。
ちなみに見違えるようにスリムになって期待される清宮幸太郎は、昨季は一軍出場がなく500万円ダウンの1700万円。2018年ドラフト1位の右腕・吉田輝星は、昨季は1試合に登板したのみでプロ入り初の減俸となる60万円ダウンで970万円となった。2023年の本拠地移転を見据え、今季はスター候補の台頭が待たれる。
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