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2022年ヤクルトの年俸ランキング、村上宗隆はチーム3位に浮上

2022 2/24 06:00SPAIA編集部
ヤクルトの山田哲人・青木宣親・村上宗隆,ⒸSPAIA
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山田哲人が5億円でトップ、青木宣親が続く

昨季、日本一に輝いたヤクルト。優勝に貢献した選手は年俸も上がり、まさにバラ色のオフとなっただろう。

連覇を狙うヤクルトの年俸ランキングは以下の通りとなっている(金額は推定)。

2022年ヤクルトの年俸ランキング


トップは現状維持の5億円で契約更改した山田哲人。2020年に国内FA権を取得してFA戦線最大の目玉と見られていたが、同年オフにFA権を行使せずに残留し、7年の大型契約を結んだ。

昨季は打率.272、34本塁打、101打点で優勝に貢献。7年契約2年目の今季はプロ12年目、30歳となるが、まずはあと2本に迫っている通算250本塁打を早期に達成し、開幕ダッシュを果たしたい。

2位は3億3000万円で現状維持の青木宣親。39歳だった昨年から異例の3年契約を結んでおり、昨季は122試合に出場して打率.258、9本塁打の成績を残した。今季が2年目となる。4000打数以上のNPB最高打率から陥落したが、再びレロン・リーの.320を上回れるか注目される。

日本シリーズMVPの中村悠平は8000万円アップ

3位は昨季本塁打王に輝いた若き主砲・村上宗隆。3年連続で全試合出場して打率.278、39本塁打、112打点をマークし、1億2000万円アップの2億2000万円となった。今季も不動の4番として自身初の40本塁打に期待がかかる。

4位は1億7000万円の中村悠平。昨季は巧みなリードで投手陣を引っ張り、打っても打率.279をマークする活躍で、日本シリーズMVPにも輝いた。8000万円アップで3年契約を結び、背番号も古田敦也氏のつけていた「27」に変更。連覇へ欠かせない司令塔だ。

5位は1億6000万円で現状維持の小川泰弘。2020年オフにFA権を行使して残留し、4年契約を結んだ。昨季は9勝6敗、防御率4.14。今季は2年ぶりの2桁勝利を狙う。

50ホールドの清水昇は5200万円アップ

6位は1億5000万円で現状維持の石山泰稚。国内FA権を行使せずに残留した2020年オフに7000万円アップで4年契約を結んでおり、昨季は58試合に登板して5敗10セーブ9ホールドの成績を残したものの、クローザーとしては活躍できずに終わった。今季もブルペンを支えて連覇に貢献したい。

日本人の1億円プレーヤーは以上の6人となっている。7位は9000万円で現状維持の石川雅規。昨季は4勝5敗、防御率3.07の成績を残し、大卒投手史上初の20年連続勝利を達成した。現在、通算177勝を挙げており、200勝に向けて42歳で迎えるプロ21年目も健在を見せつけたい。

8位はNPB新記録となる50ホールドをマークした清水昇。2年連続で最優秀中継ぎ投手に輝き、5200万円アップの8800万円で契約更改した。連覇に向けてブルペン陣は命綱だけに、今季もフル回転が期待される。

20年目・坂口智隆は7000万円ダウン

9位は7000万円で現状維持の田口麗斗。昨年3月に廣岡大志との交換トレードで巨人から移籍し、33試合に登板して5勝9敗、防御率4.02だった。2016、17年に2年連続2桁勝利を挙げた実績のある左腕は、5年ぶりの2桁を狙う。

10位は5000万円で川端慎吾と坂口智隆が並んだ。川端慎吾は16年目の昨季、91試合に出場して打率.372、1本塁打、18打点。代打でシーズン30安打をマークするなど勝負強さを発揮し、日本シリーズ第6戦では日本一を決めるタイムリーを放った。2000万円まで下がっていた年俸も3000万円アップし、今季も代打の切り札として頼りにされそうだ。

日本一に輝き、ホクホクの選手が多い中で、坂口智隆は7000万円の大幅ダウンとなった。昨季は25試合出場にとどまり、打率.160。プロ20年目、7月で38歳になるベテランは選手生命をかけたシーズンとなる。

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