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2022年オリックスの年俸ランキング、吉田正尚と山本由伸がツートップ

2022 2/25 06:00SPAIA編集部
オリックスの吉田正尚と山本由伸,ⒸSPAIA
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吉田正尚が4億円でトップ、山本由伸は3億7000万円

昨季25年ぶりにパ・リーグを制したオリックス。中嶋聡監督に抜擢された若手が大きく成長し、大方の予想を覆して前年最下位からの下剋上を果たした。

オフの契約更改では山本由伸がキャンプイン直前の1月27日に2億2000万円の大幅アップでサイン。12球団最後の「大トリ更改」で話題になった。

オリックスの外国人を除いた今季年俸ランキングは以下の通りとなっている(金額は推定)。

2022年オリックスの年俸ランキング


トップは2年連続首位打者に輝いた吉田正尚。昨季は右足首骨折で離脱した時期もあったが、110試合に出場して打率.339、21本塁打、72打点をマークし、1億2000万円アップの4億円となった。

今や球界を代表する強打者の一人となり、全球団の中でも日本人の年俸ランキングで10位に浮上。背番号34から、かつて福本豊や糸井嘉男が背負った「7」に変更し、昨年逃した日本一を目指す。

山本由伸は最多勝、最優秀防御率、最多奪三振、最高勝率の投手4冠に輝き、沢村賞やMVPなどタイトルを総なめ。1億5000万円から倍以上の3億7000万円となり、年俸で山本を上回る投手は田中将大(楽天)、菅野智之(巨人)、千賀滉大(ソフトバンク)、森唯斗(ソフトバンク)だけとなった。一体、今季は何勝して年俸はどこまで上がるのか楽しみだ。

平野佳寿は2億円、T-岡田は9500万円

3位は2億円の平野佳寿。昨年、メジャーから古巣オリックスに復帰し、クローザーとして1勝3敗29セーブをマークして5000万円アップを勝ち取った。3月で38歳になるが、現在、日米通算193セーブで名球会入りの条件でもある250セーブも視界に捉えている。ベテランの経験は今季も頼りになりそうだ。

1億円以上は上記3人のみ。4位は1億円以上の差がついて9500万円のT-岡田だ。昨季は打率.241、17本塁打、63打点の成績を残し、1000万円アップとなった。2010年の本塁打王も34歳、プロ17年目を迎えるが、2017年以来の30本塁打を打てれば得点力はさらに増すだろう。

5位は8000万円の田嶋大樹。左腕から繰り出すキレのいいストレートを武器に昨季は8勝8敗、防御率3.58で3800万円アップとなった。今季は自身初の2桁勝利が期待される。

6位の山岡泰輔はダウン更改となった。2019年に13勝4敗で最高勝率のタイトルを獲得した右腕も、昨季は右肘痛で3勝どまり。1300万円ダウンの7200万円となった。かつては山本由伸と「ダブルエース」とも称された右腕の復活が待たれる。

杉本裕太郎は5600万円アップ、増井浩俊は1億3000万円ダウン

7位は7000万円で3人が並んだ。32本塁打で本塁打王に輝いた杉本裕太郎は1400万円から5600万円アップ。プロ5年間で通算9本塁打だった「ラオウ」が6年目で大ブレイクを果たした。今季は他球団のマークも厳しくなるが、杉本が4番として君臨することは日本一への条件だろう。

日本ハムからFAで移籍して4年目だった増井浩俊は昨季15試合登板で3勝6敗にとどまり、2億円から1億3000万円の大幅ダウンとなった。6月で38歳になるベテランには背水のシーズンとなりそうだ。

安達了一もダウン更改となった。昨季はショートからセカンドにコンバートされながらも100試合に出場して打率.259。2000万円ダウンながら複数年契約を結んだ。堅実な守備と豊富な経験は今季もチームに不可欠だろう。

10位は6000万円の福田周平。昨季はリードオフマンとして107試合に出場、打率.275をマークし、優勝に貢献した。背番号も4から1に変更となり、今季も塁上をかき回したい。

ちなみに昨季13勝でブレイクした宮城大弥は、870万円から実に4130万円アップの5000万円。高卒3年目、20歳の左腕のさらなる成長が楽しみだ。

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