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【新助っ人通信簿】西武ダーモディは平均点も未勝利に終わる

2021 12/17 11:00SPAIA編集部
西武の新助っ人通信簿,ⒸSPAIA
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左腕不足解消を期待も

2021年もプロ野球界に多くの新外国人選手が加入した。期待に応えた新助っ人もいれば、期待外れだった選手もいる。そこで球団ごとに通信簿を作成してみた。昨季から在籍した外国人選手や、新加入でも一軍出場のない外国人選手は対象外としている。

42年ぶり最下位に終わった西武を見ていこう。新助っ人はマット・ダーモディのみだった。

リーグの平均球速から算定した「球威」、同BB%(対戦打者に占める与四球の割合)から算定した「制球力」、同K%(対戦打者に占める奪三振の割合)から算定した「奪三振」、同FIP(投手の責任である被本塁打、与四死球数、奪三振数のみで投手の能力を評価した指標)から算定した「総合」の4項目を5段階評価した。

西武の新助っ人通信簿インフォグラフィック


ダーモディはMLB通算29試合登板で2勝を挙げた196センチの長身左腕。左腕不足の解消が期待されていたが、コロナ過で来日が遅れ、5月3日のオリックス戦で初登板した。

6月まで先発ローテーションの一角を担ったが、白星はなし。東京五輪中断明け以降は中継ぎに回り、結局11試合登板で0勝2敗、防御率5.13に終わった。

ストレートは平均145キロで球威は「3」、BB%は8.6で制球力も「3」、FIPは3.46で総合も「3」と4項目中3項目で平均点。悪くはないものの突き抜けた武器もなく、物足りなさは否めなかった。すでに退団が発表されている。

西武はスパンジェンバーグやニール、ギャレットも退団。今オフはパドレスでダルビッシュのチームメイトだったブライアン・オグレディと、前レイズの左腕ディートリック・エンス、ブラジル出身右腕のボー・タカハシの獲得がすでに決定している。来季、最下位から巻き返すために助っ人補強の成否は大きく影響しそうだ。

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