早川は前半好調も尻すぼみだった1年目
昨季は優勝候補にも挙げられながらパ・リーグ3位に終わった楽天。2013年以来のペナント制覇に向け、2022年に期待されるのは1998年生まれの年男、早川隆久だ。
ドラフトで4球団競合の末に入団した黄金ルーキーとして、昨季は噂通りの高い実力を証明した。左腕から繰り出すキレのいいストレートと正確なコントロールで前半戦は白星を重ね、5月23日のロッテ戦で早くも6勝。しかし、シーズン中盤から疲れが見え始め、6月25日に登録抹消されるなど最終的には9勝(7敗)どまりだった。
1年目としては上々の成績だが、新人王へ一直線かと思われた前半戦の勢いから考えると尻すぼみの印象は拭えない。
2年目の今季は、昨年到達できなかった2桁勝利はマストだろう。早川がいくつ貯金を作れるかがチーム成績を大きく左右すると言っても過言ではない。