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2013年以降の9年間でBクラス8回、2020年の3位が最高成績と低迷の続く中日。立浪和義新監督が就任し、2022年こそは巻き返しを図りたい。
1998年生まれの年男で期待がかかるのは東邦高から入団6年目の藤嶋健人だ。昨季は自己最多の48試合に登板して1勝5ホールド、防御率1.59の好成績。ホールドは少ないものの、与えられた出番できっちりと仕事をこなした。
昨季33ホールドを挙げた又吉克樹がFAでソフトバンクに移籍。人的補償で加入した岩崎翔とともに、藤嶋もセットアッパーを務める機会は増えそうだ。
先発から「勝利の方程式」へつなぐ投手陣は中日の生命線。かつて甲子園を沸かせた右腕が大きく飛躍すれば、未来は明るくなる。
大阪商業大から入団3年目を迎える橋本侑樹も年男。昨季は28試合登板で0勝0敗1ホールド、防御率3.71の成績を残した。チームの大先輩・大野雄大との合同自主トレで、同じ左腕としてひとつでも多く吸収したい。
日本体育大から入団2年目を迎える森博人も1998年生まれの寅年だ。ルーキーイヤーの昨季は10試合に登板して防御率3.00。貴重な経験を糧にして2年目の飛躍を目指す。
札幌学院大から入団2年目を迎える近藤廉も昨年育成から支配下登録され、一軍で2試合に登板した。左腕から繰り出す「真っスラ」を磨けば面白い存在だ。
酒田南高から入団6年目となる石垣雅海も年男。昨季は9試合出場で10打数1安打3三振だったが、二軍では自己最多の9本塁打をマークした。高校通算37本塁打のパンチ力で一軍定着のチャンスをつかみたい。
昨秋ドラフトでは1位のアドゥブライト健太（上武大）ら野手を重点的に補強した中日。大いなる可能性を秘めた年男が飛躍し、投打がかみ合えば「強竜」復活も見えてくる。
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