レアード移籍後はサード固定できず
2020年も多くの外国人選手がプレーした日本のプロ野球。予想以上の大活躍をした選手や、逆にシーズン途中で退団した選手まで様々だった。
たとえメジャーで実績があっても、新天地で1年目から期待に応えることは簡単ではない。移籍組も含め、新加入した外国人選手を振り返ってみたい。
日本ハムは2018年オフにブランドン・レアードがロッテに移籍し、昨季はサードを固定できなかったため、巨人を自由契約になったクリスチャン・ビヤヌエバを獲得。長打力のあるサードとして期待をかけた。
5月下旬に虫垂炎の手術を受けたため開幕には間に合わず、7月7日にようやく一軍昇格。しかし、9月26日のオリックス戦の守備中に走者と交錯し、脳震盪(のうしんとう)を起こして登録抹消されるなど、最後まで実力をフルに発揮できず、在籍1年で退団となった。
最終成績は54試合出場で打率.220、4本塁打、19打点。サードはビヤヌエバ以外にも野村佑希や横尾俊建、樋口龍之介、平沼翔太らが守り、固定できずじまいだった。