ビシエドの代役4番も1本塁打、7打点に終わる
2020年も多くの外国人選手がプレーした日本のプロ野球。予想以上の大活躍をした選手や、逆にシーズン途中で退団した選手まで様々だった。
たとえメジャーで実績があっても、新天地で1年目から期待に応えることは簡単ではない。移籍組も含め、新加入した外国人選手を振り返ってみたい。
ドミニカ出身のモイセ・シエラはメジャー通算207試合に出場し、打率.235、9本塁打の右打者。2019年にメキシカンリーグで打率.355をマークし、オフに中日と育成契約を結んだ。
3月26日に支配下登録されると、ウエスタン・リーグで44試合に出場して打率.279、3本塁打。9月29日の阪神戦で一軍初出場し、ダヤン・ビシエドの代役として4番に座ったこともあったが、最終成績は25試合出場で打率.225、1本塁打、7打点に終わった。すでに来季の契約は結ばないことが発表されている。
キューバ出身ロドリゲスは残留交渉
中日の新外国人投手はドミニカ出身のルイス・ゴンサレスとキューバ出身のヤリエル・ロドリゲスだった。
ゴンサレスは長身から投げ下ろすストレートが武器の左腕で、中継ぎとして28試合に登板。防御率4.78で4ホールドを挙げたが、来季は戦力外となった。
ロドリゲスは育成契約で中日入りし、8月3日に支配下登録。9月に体幹コンディションの不良で抹消されたが、主に先発として11試合に登板(1試合は引退試合の吉見一起が打者一人だけ投げ、2番手として登板)し、3勝4敗、防御率4.12の成績を残した。
中日は3年目捕手のアリエル・マルティネスも含めた残留交渉をキューバ政府と行うと報じられている。
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