「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

中日は育成契約のシエラを支配下登録も1年限り【新加入助っ人通信簿】

2020 11/24 06:00SPAIA編集部
中日時代のモイセ・シエラⒸSPAIA
このエントリーをはてなブックマークに追加

ⒸSPAIA

ビシエドの代役4番も1本塁打、7打点に終わる

2020年も多くの外国人選手がプレーした日本のプロ野球。予想以上の大活躍をした選手や、逆にシーズン途中で退団した選手まで様々だった。

たとえメジャーで実績があっても、新天地で1年目から期待に応えることは簡単ではない。移籍組も含め、新加入した外国人選手を振り返ってみたい。

ドミニカ出身のモイセ・シエラはメジャー通算207試合に出場し、打率.235、9本塁打の右打者。2019年にメキシカンリーグで打率.355をマークし、オフに中日と育成契約を結んだ。

中日の新外国人野手成績


3月26日に支配下登録されると、ウエスタン・リーグで44試合に出場して打率.279、3本塁打。9月29日の阪神戦で一軍初出場し、ダヤン・ビシエドの代役として4番に座ったこともあったが、最終成績は25試合出場で打率.225、1本塁打、7打点に終わった。すでに来季の契約は結ばないことが発表されている。

キューバ出身ロドリゲスは残留交渉

中日の新外国人投手はドミニカ出身のルイス・ゴンサレスとキューバ出身のヤリエル・ロドリゲスだった。

中日の新外国人投手成績


ゴンサレスは長身から投げ下ろすストレートが武器の左腕で、中継ぎとして28試合に登板。防御率4.78で4ホールドを挙げたが、来季は戦力外となった。

ロドリゲスは育成契約で中日入りし、8月3日に支配下登録。9月に体幹コンディションの不良で抹消されたが、主に先発として11試合に登板(1試合は引退試合の吉見一起が打者一人だけ投げ、2番手として登板)し、3勝4敗、防御率4.12の成績を残した。

中日は3年目捕手のアリエル・マルティネスも含めた残留交渉をキューバ政府と行うと報じられている。

【関連記事】
物足りなかったオリックス・ジョーンズ【新加入助っ人通信簿】
DeNAはオースティン大当たり!【新加入助っ人通信簿】
巨人パーラは期待外れ、サンチェスは8勝【新加入助っ人通信簿】
バレンティンが誤算だったソフトバンク【新加入助っ人通信簿】
ボーアに期待しすぎた?阪神【新加入助っ人通信簿】
ジャクソン逮捕のトラブルに見舞われたロッテ【新加入助っ人通信簿】
名手エスコバーも1年限りに終わったヤクルト【新加入助っ人通信簿】
スタンド沸かせた西武ギャレットの剛速球【新加入助っ人通信簿】
楽天はロメロが期待以上?の活躍もシャギワ誤算【新加入助っ人通信簿】
守護神候補スコットが大誤算だった広島【新加入助っ人通信簿】
日本ハムはビヤヌエバ期待外れもバーヘイゲン8勝【新加入助っ人通信簿】