6月は打率.444と開幕ダッシュしたロメロ
2020年も多くの外国人選手がプレーした日本のプロ野球。予想以上の大活躍をした選手や、逆にシーズン途中で退団した選手まで様々だった。
たとえメジャーで実績があっても、新天地で1年目から期待に応えることは簡単ではない。移籍組も含め、新加入した外国人選手を振り返ってみたい。
楽天はオリックスで3年間プレーし、計69本塁打をマークしたステフェン・ロメロを獲得。日本野球を熟知している助っ人として期待をかけた。
6月19日の開幕戦に6番ライトでスタメン出場したロメロは、6月の月間打率.444と期待以上の好スタートを切った。
チームメートのジャバリ・ブラッシュが8月8日に登録抹消されるとクリーンアップを任される試合も増え、8月には月間8本塁打、17打点をマーク。最終的に103試合出場で打率.272、24本塁打、63打点と好成績を残し、シーズン後半までAクラスだったチームに貢献した。
二軍落ちしたシャギワ、途中加入のジョンソンは1勝4ホールド
新外国人投手は、ツインズ、ドジャースで計85試合に登板して4勝5敗9ホールドの右腕、J.T.シャギワ(ジョン・トーマス・シャギワ)とシーズン中の9月に広島から金銭トレードで移籍したD.J.ジョンソン(ダニエル・スチュアート・ジョンソン)の2人だった。
シャギワは150キロ台の速球と鋭い変化球を武器に、主に中継ぎとして31試合に登板。打ち込まれる試合が増えたため9月2日に二軍調整となったが、10月30日に一軍復帰した。
最終成績は31試合の登板で0勝3敗1セーブ6ホールド。防御率5.81と悪かったこともあり、退団濃厚と報じられている。
立派なヒゲがトレードマークのジョンソンは、移籍後16試合に登板して1勝4ホールド、防御率3.07の成績を残した。
【関連記事】
・物足りなかったオリックス・ジョーンズ【新加入助っ人通信簿】
・DeNAはオースティン大当たり!【新加入助っ人通信簿】
・巨人パーラは期待外れ、サンチェスは8勝【新加入助っ人通信簿】
・バレンティンが誤算だったソフトバンク【新加入助っ人通信簿】
・ボーアに期待しすぎた?阪神【新加入助っ人通信簿】
・ジャクソン逮捕のトラブルに見舞われたロッテ【新加入助っ人通信簿】
・名手エスコバーも1年限りに終わったヤクルト【新加入助っ人通信簿】
・スタンド沸かせた西武ギャレットの剛速球【新加入助っ人通信簿】
・中日は育成契約のシエラを支配下登録も1年限り【新加入助っ人通信簿】
・守護神候補スコットが大誤算だった広島【新加入助っ人通信簿】
・日本ハムはビヤヌエバ期待外れもバーヘイゲン8勝【新加入助っ人通信簿】