1本塁打、30打点で長打力不足露呈
2020年も多くの外国人選手がプレーした日本のプロ野球。予想以上の大活躍をした選手や、逆にシーズン途中で退団した選手まで様々だった。
たとえメジャーで実績があっても、新天地で1年目から期待に応えることは簡単ではない。移籍組も含め、新加入した外国人選手を振り返ってみたい。
ウラディミール・バレンティンがソフトバンクに移籍したヤクルトはアルシデス・エスコバーを獲得。ロイヤルズ時代の2015年にワールドシリーズで優勝し、ゴールドグラブ賞にも輝いたショートで、メジャー通算1367安打の実績の持ち主だ。
開幕からショートを守ったが、9月からサードでの起用も増え、9失策を記録。打撃成績は104試合出場で、打率.273、1本塁打、30打点と長打力不足を露呈した。
DeNAに所属する従兄弟のエドウィン・エスコバーとの対戦が注目されるなど話題も集めたが、現役メジャーリーガーとして期待が大きかっただけに物足りなさが残り、今季限りで退団となった。