最終回の猛追及ばず日本文理が新潟県勢初の準優勝
故郷の代表校の、夏の甲子園での最高成績をご存知だろうか。何度も全国制覇した都道府県もあれば、頂点に届きそうで届かない都道府県もある。そこで夏の甲子園での最高成績を都道府県別に紹介する。今回は準優勝1回の新潟県、優勝1回の長野県と静岡県。
新潟県勢の最高成績は2009年、日本文理の準優勝。決勝戦の9回に怒涛の反撃で中京大中京を追いつめ、名勝負として語り継がれている、あの試合だ。
それまでは1920年の長岡中、1926年の新潟商、1984年の新潟南の準々決勝進出が最高で、ベスト4すらなかった。第91回大会、日本文理は寒川を4-3、日本航空石川を12-5で下して準々決勝に進むと、立正大淞南に11-3と大勝して県勢初のベスト4入り。さらに準決勝も県岐阜商に2-1と競り勝って決勝進出を決めた。
堂林翔太(現広島)を擁する中京大中京には9-10で敗れたが、9回二死から見せた猛攻はファンの脳裏に刻まれている。