セ・リーグは巨人優位だが阪神も可能性十分
新型コロナウイルスの影響で開幕延期になったプロ野球。早く試合が観たい、野球がないと寂しい、というファンも多いだろう。開幕までの空白期間で直前気配が変わってくるチーム、選手もいるだろうが、ひとまずここまでの成績や状況を鑑みて、SPAIA編集部でセ・パ両リーグの順位予想をしてみた。
請川:今年ほど首を長くして開幕を待つシーズンは初めてです。オープン戦から間隔が空くし、予想するのも難しいですね。
松尾:オープン戦は巨人がまさかの最下位でした。21世紀に入ってから、オープン戦最下位でシーズンでもBクラスに沈んだのは22チーム中18チームあり、シーズンも最下位だったチームはちょうど半分の11チームもあります。
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小林:そうは言っても、巨人はやっぱり強いでしょう。戦力的には一枚上ですよ。
喜畑:僕も同意見です。開幕が延期になったこともプラスに働くんちゃいますか。
水野:先発ローテーションも菅野は万全だし、実績のある田口が戻ってきました。新外国人のサンチェスや若手の戸郷、桜井もいます。オープン戦の防御率は悪かったけど、そこまで悲観しなくてもいいのではないでしょうか。
請川:昨年のセ・リーグチャンピオンだし、実績のある原監督なら連覇の可能性は高いでしょうね。では、対抗馬は?
喜畑:AIが1位予想している阪神ちゃいますかね。外国人次第では上積みは大きいですよ。
小林:メッセンジャーと鳥谷が抜けたとはいえ、若手も育ってきているし、激しいレギュラー争いでチームが活性化されています。
松尾:福留、糸井の両ベテランを押しのけるくらいの活きのいい選手が出てきたら、15年ぶりの優勝もあり得ますよ。コロナウイルス感染の影響が心配ですが、藤浪も今年こそ復活してほしいです。
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水野:DeNAも強そうです。
小林:新外国人のオースティンはいいですねぇ。オープン戦本塁打王のパンチ力は半端ないです。
請川:筒香の穴は埋まりそうですね。
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松尾:難しいのが2018年まで3連覇した広島です。ポスティングによるメジャー移籍を断念した菊池の残留で大幅な戦力ダウンはないものの、ドラフト1位の森下くらいしか強調材料がないんですよね。佐々岡新監督の采配も未知数だけに…。
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喜畑:それより中日が面白いと思いますよ。開幕3連勝したシーズン11回中10回はAクラスに入ってるんですけど、本来の開幕カードだった3月20日からの広島との練習試合で3連勝しました。与田監督2年目で浮上するんちゃいますか。3連複なら「買い」ですよ。
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水野:競馬じゃないですよ、喜畑さん。個人的にはヤクルトに頑張ってほしいです。高津監督は現役時代から応援していたので。
請川:順調にいけば今年中に国内FA権を取得する山田哲人が打ちまくるかも知れませんけど、バレンティンが抜けたし、投手陣も不安ですねぇ。
小林:申し訳ないですが、AIと同じく最下位ということで…。
水野:予想が外れることを祈ってます!
一同:(笑)
《SPAIA編集部セ・リーグ予想》
1位 巨人
2位 阪神
3位 DeNA
4位 中日
5位 広島
6位 ヤクルト