森脇浩司氏がヘッドコーチに
昨季は最後まで優勝を争いながら惜しくも2年連続の2位に終わったロッテ。井口資仁監督が就任5年目となる2022年こそ悲願のペナントを勝ち取りたい。コーチングスタッフは一部テコ入れがあった。
一軍投手コーチに就任した木村龍治氏は、中京高(現中京大中京高)時代、夏の甲子園で9回一死まで完全試合を続けながら逆転負けした逸話を持つ。青山学院大から1992年ドラフト4位で巨人に入団し、通算172試合登板で10勝5敗2セーブ。引退後は巨人のトレーニングコーチや投手コーチなどを歴任し、2020年から社会人野球のHondaでコーチを務めていた。
ロッテは昨季のチーム防御率がリーグ5位の3.67だったこともあり、主力投手のレベルアップや佐々木朗希ら若手投手の指導、育成が期待される。
また、退団した今岡真訪ヘッドコーチの後任に森脇浩司野手総合兼内野守備コーチが就任し、内野守備コーチを兼務。小野晋吾二軍投手コーチが一軍投手コーチ、福浦和也二軍ヘッド兼打撃コーチが一軍打撃コーチに配置転換された。
河野亮打撃コーチ、清水将海バッテリーコーチ、的場直樹戦略コーチ兼バッテリーコーチ補佐、大塚明外野守備兼走塁コーチ、伊志嶺翔大走塁兼外野守備補佐兼打撃コーチ補佐、菊地大祐トレーニングコーチは留任となっている。
二軍は川越英隆、大谷智久、堀幸一、小坂誠コーチら配置転換
二軍スタッフも配置転換があった。
川越英隆一軍投手コーチは二軍チーフ投手コーチ、大谷智久育成投手コーチは二軍投手コーチ、堀幸一育成総合兼育成打撃コーチは二軍チーフ打撃コーチ、小坂誠育成守備走塁コーチは二軍打撃兼内野守備兼走塁コーチに配置転換となった。
鳥越裕介二軍監督、大隣憲司投手コーチ、金澤岳バッテリーコーチ、根元俊一内野守備兼走塁コーチ、諸積兼司外野守備兼走塁コーチ、根本淳平トレーニングコーチは留任となっている。
また、一軍投手コーチだった吉井理人氏は、新設されたピッチングコーディネーターに就任。統括コーディネーターの永野吉成氏とともに一、二軍をまたいだ情報共有、チームとフロントの調整役、海外情報の収集などに努めるという。
昨年取り逃したペナントを今年こそ奪い取りたいロッテ。井口体制5年目は勝負のシーズンだ。
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