「松坂世代」のPL主将、元楽天監督の平石氏が打撃コーチ就任
西武が2022年のコーチングスタッフを発表した。
一軍は辻発彦監督が6年目に突入。松井稼頭央二軍監督がヘッドコーチに就任、ソフトバンクで打撃コーチを務めていた平石洋介氏が打撃コーチとして入閣した。
平石氏はPL学園高時代、夏の甲子園で松坂大輔擁する横浜と延長17回の死闘を繰り広げた時の主将。同志社大、トヨタ自動車を経て2004年ドラフト7位で楽天入りした。
現役生活は7年と短く、通算122試合に出場したのみだったが、指導者として才能を発揮。打撃コーチや二軍監督などを歴任し、2018年シーズン中に梨田昌孝監督の辞任に伴って監督代行を務め、2019年に一軍監督に就任した。71勝68敗4分けで3位と健闘したが、同年限りで退団。ソフトバンクで2年間、コーチを務めていた。西武では打線の強化、再構築が期待される。
また、青木勇人三軍投手コーチ、高山久二軍打撃コーチ、佐藤友亮二軍外野守備走塁コーチがいずれも一軍へ配置転換された。
二軍は西口文也監督、長田秀一郎投手コーチ就任
二軍は一軍投手コーチだった西口文也氏が監督に就任。新任は長田秀一郎投手コーチと中田祥多バッテリーコーチだ。
長田コーチは慶応大から2002年ドラフト自由獲得枠で西武入りし、主に中継ぎとして活躍。2013年にDeNA移籍し、NPB通算389試合登板で25勝25敗2セーブ85ホールドをマークした。
その後、BCリーグ新潟でプレーし、引退後は西武のライオンズアカデミーコーチに就任。今季はBCリーグ埼玉武蔵に派遣され、投手コーチを務めていた。
中田コーチは鳴門工高から2007年高校生ドラフト6位で西武入団し、2019年に引退後はブルペン捕手を務めていた。
また、田邊徳雄三軍統括コーチは二軍野手特命コーチ、小関竜也一軍外野守備走塁コーチは二軍野手総合兼打撃コーチ、阿部真宏一軍打撃コーチは二軍内野守備走塁コーチ、赤田将吾一軍打撃コーチは二軍外野守備走塁コーチ、嶋重宣三軍野手コーチは二軍野手コーチに配置転換。秋元宏作二軍バッテリーコーチは球団本部のファーム・育成グループディレクターに就任する。
現行の三軍は二軍に統合し、総合的に育成と強化を図っていく。さらに来季プロ19年目を迎える135勝左腕・内海哲也がコーチ兼任となることも発表された。42年ぶりに最下位に沈んだ西武が新体制で巻き返しを図る。
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