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ドラフト1位くじ運ランキング、ロッテは12球団一の強運

2020 10/13 11:00SPAIA編集部
佐々木朗希ⒸSPAIA
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近大・佐藤輝明、早大・早川隆久、中京大中京・高橋宏斗ら1位候補

2020年のプロ野球ドラフト会議は10月26日(月)に開催される。新型コロナウイルスの感染拡大のため春夏の甲子園が中止されるなど、アマチュア選手の試合出場機会が激減した今年は、指名するプロ球団側も実力の見極めが難しい。

それでも近畿大のスラッガー・佐藤輝明、中央大の強打者・牧秀悟と俊足の五十幡亮汰らの大学生野手、早稲田大の155キロ左腕・早川隆久、慶応大の右腕・木沢尚文、苫小牧駒澤大の右腕・伊藤大海ら大学生投手は評価が高い。

さらに社会人ではトヨタ自動車の即戦力右腕・栗林良吏、高校生では進学希望から一転してプロ志望を表明した中京大中京の154キロ右腕・高橋宏斗、1年夏から甲子園を経験している明石商の本格派右腕・中森俊介らが1位候補として名前が挙がっている。

2008年以降9勝4敗、外れ1位は4戦全勝

ドラフト会議の見どころのひとつが指名が重複した場合の抽選だ。当たりくじを引き当てて喜ぶ監督、外して落ち込むフロント陣、安堵する選手たちのコントラストは毎年繰り広げられる光景だ。

では、くじ運最強の球団はどこだろうか。高校生と大学生・社会人の分離開催から一括開催に変更された2008年から2019年までの抽選結果をランキングにしてみた。

ドラフト1位抽選結果ランキング


競合した球団数に関係なく、引き当てたかどうかだけを単純にカウントすると、勝率1位はロッテ。昨年4球団競合の佐々木朗希(大船渡高)は記憶に新しいが、それ以前にも当たりくじを引いたのが12年間で5回もあり、外れ1位は4回の抽選で全勝。9勝4敗で勝率.692という無類の強運を誇っている。

藤原恭大、平沢大河、石川歩、藤岡貴裕ら獲得

では、年度ごとに見ていこう。

ロッテのドラフト1位抽選結果


2018年に甲子園で春夏連覇した大阪桐蔭の藤原恭大は、阪神、楽天と3球団競合の末に獲得。2017年は最大の目玉だった早稲田実・清宮幸太郎を7球団競合して外したが、外れ1位で3球団競合の履正社・安田尚憲の当たりくじを引いた。

2016年は5球団競合した田中正義(創価大)を外したが、外れ1位で同じく5球団競合した佐々木千隼(桜美林大)を獲得。2015年は仙台育英の平沢大河を楽天と2球団競合の末にゲットした。

2013年は巨人と2球団競合した石川歩(東京ガス)、2012年は4球団競合の藤浪晋太郎(大阪桐蔭高)を外したものの、外れ1位で巨人と2球団競合した松永昂大(大阪ガス)、2011年は3球団競合の藤岡貴裕(東洋大)を獲得した。

今年も井口資仁監督が強運発揮?

2010年も4球団競合の早稲田大・斎藤佑樹を外したが、外れ1位でオリックスと2球団競合した伊志嶺翔大(東海大)を獲得した。

過去12年間、ロッテは1位指名の抽選を外しても、外れ1位の抽選は必ず当てており、外れ外れ1位は一度もない。

今年も競合覚悟で敢然と大物選手を指名するのか、あるいは一本釣りを狙うのか。井口資仁監督はシーズン中から出身地の西東京市にある田無神社に足繁く通っており、今年のドラフト会議前にも参拝するだろう。地元では有名なパワースポットで強運を授かり、驚異のくじ運を発揮するだろうか。

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