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ドラフト1位くじ運ランキング、運は強いが一本釣りも多い西武

2020 10/15 11:00SPAIA編集部
西武の増田達至ⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

最近12年でドラフト1位の抽選4勝3敗

2020年のプロ野球ドラフト会議は10月26日(月)に開催される。ドラフト会議の見どころのひとつが指名が重複した場合の抽選。当たりくじを引き当てて喜ぶ監督、外して落ち込むフロント陣、安堵する選手たちのコントラストは毎年繰り広げられる光景だ。

では、くじ運最強の球団はどこだろうか。高校生と大学生・社会人の分離開催から一括開催に変更された2008年以降の抽選結果をランキングにしてみた。

ドラフト1位抽選結果ランキング


競合した球団数に関係なく、引き当てたかどうかだけを単純にカウントすると、ロッテ、中日に次ぐ勝率3位が西武。12年間で2回の当たりくじを引き、外れ1位の抽選も2回引き当てている。

宮川哲、増田達至、大石達也、菊池雄星を獲得

では、西武のドラフトを年度ごとに見ていこう。

西武のドラフト1位抽選結果


2019年は楽天、ロッテ、日本ハムと4球団競合した大船渡高・佐々木朗希を外し、外れ1位で指名した東芝・宮川哲も巨人と競合したが、当たりくじを引いた。

2012年は亜細亜大・東浜巨を指名し、DeNA、ソフトバンクと3球団競合。抽選で外し、外れ1位で広島と競合したNTT西日本・増田達至を獲得した。

2009年と2010年は2年連続で渡辺久信監督が強運を発揮した。2009年は花巻東・菊池雄星に6球団競合し、中日、ヤクルト、阪神、日本ハム、楽天との抽選で当たりくじをゲット。翌2010年は早稲田大・大石達也に6球団が競合し、阪神、広島、横浜、オリックス、楽天との抽選で見事に当たりくじを引いた。

佐々木朗希、田嶋大樹、東浜巨は外す

逆に、この12年で抽選を外したのは3回。佐々木、東浜のほか、2017年にオリックスと2球団競合となったJR東日本の左腕・田嶋大樹を外した。外れ1位では明治大・齊藤大将を指名した。

比較的くじには強い西武だが、昨年、首位打者に輝いた森友哉(大阪桐蔭高)は2013年に一本釣り。2014年の高橋光成(前橋育英高)、2015年の多和田真三郎(富士大)、2016年の今井達也(作新学院高)、2018年の松本航(日体大)も単独指名だった。

今年は抽選覚悟で果敢に攻めるか、一本釣りを狙うのか。ギリギリまで情報戦は続く。

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