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ドラフト1位くじ運ランキング、1位を外して「残り福」のヤクルト

2020 10/20 11:00SPAIA編集部
ヤクルトの山田哲人ⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

最近12年でドラフト1位の抽選4勝11敗

2020年のプロ野球ドラフト会議は10月26日(月)に開催される。ドラフト会議の見どころのひとつが指名が重複した場合の抽選。当たりくじを引き当てて喜ぶ監督、外して落ち込むフロント陣、安堵する選手たちのコントラストは毎年繰り広げられる光景だ。

では、くじ運最強の球団はどこだろうか。高校生と大学生・社会人の分離開催から一括開催に変更された2008年以降の抽選結果をランキングにしてみた。

ドラフト1位抽選結果ランキング


競合した球団数に関係なく、引き当てたかどうかだけを単純にカウントすると、ロッテ、中日、西武、楽天、日本ハム、広島、DeNAに次ぐ8位が勝率.267のヤクルト。12年間で1回の当たりくじを引き、外れ1位では2回、外れ外れ1位も1回引き当てている。

奥川恭伸、杉浦稔大、村上宗隆、山田哲人を獲得

では、ヤクルトのドラフトを年度ごとに見ていこう。

ヤクルトのドラフト1位抽選結果


2019年のドラフトで甲子園準優勝右腕・奥川恭伸(星稜高)を巨人、阪神と3球団競合の末に獲得したのは記憶に新しい。ただ、昨年までの12年間で1位指名の抽選を引き当てたのはその一度だけ。それ以外はことごとく外している。

外れ1位の抽選では2回勝利している。2013年は3球団競合の大瀬良大地(九州共立大)を外したが、ソフトバンクと競合した杉浦稔大(国学院大)を獲得。2017年は最大の目玉で7球団競合した清宮幸太郎(早稲田実)を外したものの、巨人、楽天と競合した村上宗隆(九州学院高)を獲得した。

また、2010年は4球団競合の斎藤佑樹(早稲田大)、楽天と競合した塩見貴洋(八戸大)を外したものの、オリックスと競合した山田哲人(履正社高)を獲得している。

最初の1位指名抽選は1勝9敗

ヤクルトは4回の当たりくじを引いた一方、11回も外している。「外れ」のつかない最初の1位指名は、12年間で1勝9敗だ。

2018年は根尾昂(大阪桐蔭高)、上茶谷大河(東洋大)を外して清水昇(国学院大)を獲得。2015年は高山俊(明治大)を外して原樹理(東洋大)を獲得した。

2014年は安楽智大(済美高)を外して竹下真吾(ヤマハ)、2012年は藤浪晋太郎(大阪桐蔭高)を外して石山泰稚(ヤマハ)、2011年は高橋周平(東海大甲府高)を外して川上竜平(光星学院高)、2009年は菊池雄星(花巻東高)を外して中澤雅人(トヨタ自動車)を指名した。

単独指名は、2008年の赤川克紀(宮崎商)と2016年の寺島成輝(履正社高)の2人のみ。球界を代表する打者となった山田を外れ外れ1位、村上を外れ1位で獲得したことから、1位を外してからの指名に残り福があるのかも知れない。

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