「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

ドラフト1位くじ運ランキング、DeNAは一本釣り狙うのが賢明?

2020 10/19 06:00SPAIA編集部
DeNAの山崎康晃ⒸSPAIA
このエントリーをはてなブックマークに追加

ⒸSPAIA

最近12年でドラフト1位の抽選4勝9敗

2020年のプロ野球ドラフト会議は10月26日(月)に開催される。ドラフト会議の見どころのひとつが指名が重複した場合の抽選。当たりくじを引き当てて喜ぶ監督、外して落ち込むフロント陣、安堵する選手たちのコントラストは毎年繰り広げられる光景だ。

では、くじ運最強の球団はどこだろうか。高校生と大学生・社会人の分離開催から一括開催に変更された2008年以降の抽選結果をランキングにしてみた。

ドラフト1位抽選結果ランキング


競合した球団数に関係なく、引き当てたかどうかだけを単純にカウントすると、ロッテ、中日、西武、楽天、日本ハム、広島に次ぐ7位が勝率.308のDeNA。12年間で1回の当たりくじを引き、外れ1位では3回引き当てている。

松本啓二朗、柿田裕太、山崎康晃、上茶谷大河を獲得

では、DeNAのドラフトを年度ごとに見ていこう。

DeNAのドラフト1位抽選結果


最近12年間で1位指名の抽選を引き当てたのは2008年の松本啓二朗(早稲田大)のみ。阪神と競合し、大矢明彦監督(当時)が当たりくじをゲットした。

外れ1位の抽選では3勝2敗。2013年は5球団競合の松井裕樹(桐光学園)を外したものの、阪神と競合した柿田裕太(日本生命)を獲得。2014年は4球団競合の有原航平(早稲田大)を外したが、前年に続いて阪神と競合した山崎康晃(亜細亜大)を外れ1位で獲得した。

さらに2018年は4球団競合の小園海斗(報徳学園高)を外したものの、外れ1位でヤクルトと競合した上茶谷大河(東洋大)を獲得している。

外れ外れ1位も2回、2015年は今永昇太を単独指名

12年間でDeNAは計4回の当たりくじを引いている一方、計9回外している。

2016年は中日と競合した柳裕也(明治大)、広島、巨人、日本ハム、ロッテと5球団競合した佐々木千隼(桜美林大)を連続で外し、浜口遥大(神奈川大)を獲得。2011年はロッテ、楽天と3球団競合の藤岡貴裕(東洋大)、巨人と競合した松本竜也(英明)を連続で外し、北方悠誠(唐津商)を外れ外れ1位で指名した。

また、2012年は3球団競合の東浜巨(亜細亜大)の外れ1位で白崎浩之(駒澤大)、2010年は6球団競合の大石達也(早稲田大)の外れ1位で須田幸太(JFE東日本)を獲得している。

一本釣りは2009年の筒香嘉智(横浜高)、2015年の今永昇太(駒澤大)、2017年の東克樹(立命館大)、2019年の森敬斗(桐蔭学園高)の4人。くじ運があまり良くないことを考えると、今年も単独指名を狙うのもひとつだろう。

【関連記事】
ドラフト1位くじ運ランキング、ロッテは12球団一の強運
ドラフト1位くじ運ランキング、中日は12球団2位の強運
ドラフト1位くじ運ランキング、運は強いが一本釣りも多い西武
ドラフト1位くじ運ランキング、競合覚悟の強気指名多い楽天
ドラフト1位くじ運ランキング、「一番いい選手を獲る」日本ハム
ドラフト1位くじ運ランキング、好素材を単独指名して育成する広島
ドラフト1位くじ運ランキング、1位を外して「残り福」のヤクルト
ドラフト1位くじ運ランキング、次代のスター候補欲しい阪神
ドラフト1位くじ運ランキング、ソフトバンクは運気下降気味?
ドラフト1位くじ運ランキング、巨人は4年連続「外れ外れ1位」
ドラフト1位くじ運ランキング、オリックスは近大・佐藤公表も大丈夫?