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ドラフト1位くじ運ランキング、中日は12球団2位の強運

2020 10/14 11:00SPAIA編集部
中日の柳裕也ⒸSPAIA
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ⒸSPAIA

最近12年でドラフト1位の抽選6勝4敗

2020年のプロ野球ドラフト会議が10月26日(月)に開催される。ドラフト会議の見どころのひとつが指名が重複した場合の抽選。当たりくじを引き当てて喜ぶ監督、外して落ち込むフロント陣、安堵する選手たちのコントラストは毎年繰り広げられる光景だ。

では、くじ運最強の球団はどこだろうか。高校生と大学生・社会人の分離開催から一括開催に変更された2008年以降の抽選結果をランキングにしてみた。

ドラフト1位抽選結果ランキング


競合した球団数に関係なく、引き当てたかどうかだけを単純にカウントすると、勝率1位はロッテで2位が6勝4敗の中日。12年間で5回の当たりくじを引き、外れ1位の抽選も1回引き当てている。

石川昂弥、根尾昂、柳裕也、小笠原慎之介、高橋周平、野本圭を獲得

では、中日のドラフトを年度ごとに見ていこう。

中日のドラフト1位抽選結果


ここ2年は高校生野手を1位指名し、2019年はソフトバンク、オリックスと3球団競合した東邦高の石川昂弥、2018年は巨人、ヤクルト、日本ハムと4球団競合した大阪桐蔭高の根尾昂を獲得した。実力や将来性はもちろん、石川は地元・愛知のスター候補、根尾は岐阜県出身と地域性から見ても大きな補強となった。

2016年は明治大の柳裕也がDeNAと2球団競合したが、当たりくじをゲット。2015年は高橋純平(県岐阜商)を外したものの、外れ1位で日本ハムと2球団競合となった東海大相模の左腕・小笠原慎之介を引き当てた。

2011年はヤクルト、オリックスと3球団競合の高橋周平(東海大甲府高)を獲得。2008年は野本圭(日本通運)を楽天との競合の末に獲得した。

中村奨成、高橋純平、松井裕樹、菊池雄星は外す

逆に2017年に夏の甲子園で6本塁打の新記録を樹立した広陵高・中村奨成は、競合した広島との抽選で外した。外れ1位で鈴木博志(ヤマハ)を指名している。

また、2013年は桐光学園の左腕・松井裕樹に5球団競合。DeNA、ソフトバンク、日本ハム、楽天との抽選の結果、楽天が当たりくじを引いた。中日は聖隷クリストファー高の右腕・鈴木翔太を外れ1位で指名。鈴木は2017年に5勝を挙げている。

2009年は花巻東高の左腕・菊池雄星を指名したが、阪神、ヤクルト、西武、楽天、日本ハムも指名して6球団競合。西武が当たりくじを引き、中日は外れ1位で智弁和歌山高の左腕・岡田俊哉を指名した。

今年はどんなドラマが待っているだろうか。昨年、石川を引き当てた与田剛監督が再び強運を発揮するか、はたまた一本釣りを狙うのか注目される。

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