5選手が計8度の首位打者に輝く
プロ野球の2020年シーズンもいよいよ終盤戦。気になるのが個人タイトル争いだ。
1950年の2リーグ分立以降で個人タイトルを獲得した選手数を球団別に調べてみた。首位打者は下表の通りとなっている。
首位打者のタイトルを獲得した選手が最も多い球団はロッテ。セ・リーグ最多は11人の巨人で、ヤクルトはセ最少の5人となっている。今回はヤクルトの歴代首位打者を振り返ってみたい。
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球団史上初めて首位打者に輝いたのは若松勉だった。
北海高から電電北海道を経て1970年ドラフト3位でヤクルト入りした若松は、1972年に打率.329、1977年に.358で2度の首位打者に輝いた。小柄ながら広角に打ち分ける打撃技術で通算2173安打をマーク。通算打率.319は、4000打数以上の打者でNPB歴代3位となっている。引退後はヤクルト監督として2001年に日本一に導いた。
古田敦也は球団の枠を超えて、プロ野球史に残る名捕手だ。トヨタ自動車から1989年ドラフト2位で入団し、1991年に打率.340でタイトル獲得。捕手としては野村克也以来の首位打者となった。1993年には161安打で最多安打のタイトルを獲得するなど、攻守に渡ってヤクルトの黄金期を牽引した。通算2097安打、打率.294の成績を残している。
ジャック・ハウエルは1992年に来日し、打率.331、38本塁打で二冠王に輝いた。1995年は巨人でプレーし、NPB通算4年で打率.291、100本塁打、272打点をマークしている。
青木宣親は早稲田大から2003年ドラフト4位でヤクルト入りし、2005年に.344、2007年に.346、2010年に.358で3度の首位打者に輝いている。メジャーでも通算774安打を放って2017年に日米通算2000安打を達成。現在、通算打率.325をマークしており、4000打数以上の打者でNPB歴代1位となっている。
市和歌山商(現市和歌山高)から2005年ドラフト3位で入団した川端慎吾は、2015年に打率.336でタイトル獲得。球団史上5人目、市和歌山商出身としては藤田平(阪神)、正田耕三(広島)に次いで3人目の首位打者となった。
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