9選手が計10度の首位打者に輝く
プロ野球の2020年シーズンもいよいよ終盤戦。ペナントの行方とともに気になるのが個人タイトル争いだ。
1950年の2リーグ分立以降で個人タイトルを獲得した選手数を球団別に調べてみた。首位打者は下表の通りとなっている。
首位打者のタイトルを獲得した選手が最も多い球団はロッテ。セ・リーグ最多は11人の巨人で、2位は9人のDeNAとなっている。今回はDeNAの歴代首位打者を振り返ってみたい。
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首位打者のタイトルを獲得した選手が最も多い球団はロッテ。セ・リーグ最多は11人の巨人で、2位は9人のDeNAとなっている。今回はDeNAの歴代首位打者を振り返ってみたい。
球団史上初めての首位打者に輝いたのが、大洋時代のフェリックス・ミヤーンだった。
ミヤーンはメジャー通算1617安打の実績を引っ提げ、1978年に大洋入団。2年目の1979年に打率.346で首位打者に輝いた。36歳での首位打者獲得は最年長記録となっている。
2人目は長崎啓二。北陽高(大阪)から法政大を経て1972年ドラフト1位で大洋に入団。1982年に打率.351で首位打者に輝いた。1985年に池内豊との交換トレードで阪神に移籍し、21年ぶりのリーグ優勝に貢献。西武との日本シリーズ第6戦では、初回に満塁本塁打を放ち、日本一を決定的にした。
「パッキー」の愛称で親しまれたジム・パチョレックは1988年に来日し、3年目の1990年に打率.326で首位打者のタイトル獲得。1992年から阪神に移籍し、NPB通算6年で842安打、打率.315の成績を残した。
鈴木尚典は横浜高から1990年ドラフト4位で入団し、1997年に.335、翌1998年に.337で2年連続首位打者。98年は「マシンガン打線」の主軸として、38年ぶりの優勝に貢献した。通算1517安打を放ち、通算打率.3034は4000打数以上の打者でNPB歴代15位となっている。
ロバート・ローズは1993年に来日し、1年目に94打点で打点王獲得。1999年には打率.369で首位打者、192安打で最多安打、153打点で打点王に輝いた。.369は右打者では当時最高記録、シーズン153打点は小鶴誠(松竹)の161打点に次いで現在も歴代2位となっている。
近大付高(大阪)から住友金属を経て1998年ドラフト5位で入団した金城龍彦は、2000年に打率.346でタイトル獲得。巨人に移籍した2015年に引退するまで通算1648安打、打率.278をマークしている。
大分工高から2000年ドラフト1位で横浜入りした内川聖一は、2008年に打率.378で首位打者、189安打で最多安打、.416で最高出塁率のタイトルを獲得。.378は現在も右打者最高打率となっている。FAでソフトバンクに移籍した2011年には打率.338をマークし、江藤慎一以来2人目の両リーグで首位打者となった。
トニ・ブランコは2009年に中日入団し、39本塁打、110打点で二冠王。DeNAに移籍した2013年には打率.333で首位打者、136打点で打点王の二冠に輝いた。2015年からオリックスでもプレーし、NPB8年で通算打率.272、181本塁打、542打点の成績を残している。
宮崎敏郎は厳木高(佐賀)から日本文理大、セガサミーを経て2012年ドラフト6位で入団。2017年に打率.323で首位打者に輝いた。
2020年は4番に座り打率トップだった佐野恵太が左肩関節脱臼のため登録抹消。チームメートの梶谷隆幸が逆転首位打者に輝く可能性も出てきた。いずれにせよ球団10人目の首位打者誕生となるか、最後まで目が離せない。
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