ロッテの歴代首位打者は最多12人【タイトル獲得選手数ランキング】

2020 11/2 06:00SPAIA編集部

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12選手が計18度の首位打者に輝く

プロ野球の2020年シーズンもいよいよ終盤戦。気になるのが個人タイトル争いだ。

1950年の2リーグ分立以降で個人タイトルを獲得した選手数を球団別に調べてみた。首位打者は下表の通りとなっている。

首位打者獲得選手数ランキング

首位打者のタイトルを獲得した選手が最も多い球団はロッテ。これまで12選手が計18度も首位打者に輝いている。今回はロッテの歴代首位打者を振り返ってみたい。

ミサイル打線の山内和弘、「安打製造機」榎本喜八、「ミスター・ロッテ」有藤道世

2リーグ分立後、初めて首位打者に輝いたのは毎日オリオンズ時代の山内和弘だった。

ロッテの歴代首位打者

山内は1954年、1955年に2年連続打点王に輝き、1957年には打率.331で首位打者のタイトル獲得。さらに1959年には本塁打王、1960年に本塁打、打点の二冠王、1961年に4度目の打点王を獲得するなど「大毎ミサイル打線」の中軸として活躍した。

「安打製造機」の異名を取った榎本喜八は、1960年に打率.344、1966年に.351で首位打者。引退までに通算2314安打、打率.298、246本塁打の成績を残した。

江藤慎一は中日時代に2度首位打者に輝き、ロッテ時代の1971年に.337で自身3度目のタイトル獲得。通算打率.287、2057安打、367本塁打の成績を残している。

近畿大から1968年ドラフト1位で入団し、後に「ミスター・ロッテ」と呼ばれた有藤道世は、1977年に打率.329で首位打者。通算打率.282、2057安打、348本塁打の成績を残した。引退後は1987年から3年間、ロッテの監督を務めた。

歴代2位の高打率レロン･リー、三冠王3度の落合博満、高沢秀昭、西村徳文も

1977年に来日したレロン･リーは、1年目に34本塁打、109打点で二冠王に輝くと、1980年に打率.358で首位打者のタイトル獲得。ロッテ在籍11年でマークした通算打率.320は、4000打数以上の打者でNPB歴代2位（トップは青木宣親）となっている。

落合博満は1981年から3年連続、1985年から2年連続で首位打者に輝き、そのうち3度は三冠王。中日移籍後も本塁打王と打点王に2度ずつ輝いた。通算打率.3108はNPB歴代8位となっている。

苫小牧工から王子製紙苫小牧を経て1979年ドラフト2位でロッテ入団した高沢秀昭は、1988年に打率.327で首位打者のタイトル獲得。引退までに通算打率.284、932安打の成績を残した。

前オリックス監督の西村徳文は1986年から4年連続盗塁王に輝き、1990年は打率.338で首位打者。引退後は、ロッテ監督に就任した2010年にシーズン3位からクライマックスシリーズを突破して日本シリーズで優勝し、「下剋上」と話題になった。

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