中日の歴代首位打者はセ4位の7人【タイトル獲得選手数ランキング】

2020 10/30 06:00SPAIA編集部

Ⓒゲッティイメージズ

7選手が計12度の首位打者に輝く

プロ野球の2020年シーズンもいよいよ終盤戦。ペナントの行方とともに気になるのが個人タイトル争いだ。

1950年の2リーグ分立以降で個人タイトルを獲得した選手数を球団別に調べてみた。首位打者は下表の通りとなっている。

首位打者獲得選手数ランキング

首位打者のタイトルを獲得した選手が最も多い球団はロッテ。セ・リーグ最多は11人の巨人で、中日は4位の7人が12度の首位打者に輝いている。今回は中日の歴代首位打者を振り返ってみたい。

打者転向の西沢道夫、両リーグで首位打者の江藤慎一、後の監督・中暁生

2リーグ分立後、初めて首位打者に輝いたのが「初代ミスタードラゴンズ」西沢道夫だった。

中日の歴代首位打者

西沢は1942年にノーヒットノーランを達成するなど投手として活躍したが、終戦後に復帰後は打者転向。1952年に打率.353、98打点で首位打者と打点王に輝いた。打者として通算1717安打を放ち、打率.286、212本塁打、投手としても60勝をマーク。背番号15は中日の永久欠番となっている。

江藤慎一は日鉄二瀬から1959年に中日入りし、1964年に打率.323、翌1965年に.336で2年連続首位打者。ロッテ時代の1971年にも.337で当時史上初の両リーグ首位打者となった。通算2057安打、打率.287、367本塁打の成績を残している。

中暁生は前橋高（群馬）から1955年に中日入団し、1958年に盗塁王、1967年に打率.343で首位打者に輝いた。1978年から3年間、中日の監督を務めている。

谷沢健一は2度、パウエルは3年連続

谷沢健一は習志野高時代に阪急のドラフト4位指名を拒否して早稲田大に進学し、1969年ドラフト1位で中日入り。1年目から126試合に出場して新人王に輝くと、1976年に打率.355、1980年に.369で2度の首位打者を獲得した。

通算2062安打を放ち、4000打数以上の打者ではNPB歴代20位の打率.3024をマークしている。

アロンゾ・パウエルは1992年に中日入りし、1994年から打率.324、.355、.340で3年連続首位打者。1998年は阪神でプレーし、NPB7年で通算817安打、打率.313をマークしている。

福留孝介は日米2000安打、キューバ出身ビシエドも