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高校野球秋季北信越大会結果と2023年センバツ出場校予想

2022 10/25 06:00SPAIA編集部
阪神甲子園球場ⒸSPAIA
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北陸が34年ぶりセンバツ確実

2023年の第95回選抜高校野球大会の選考資料となる秋季大会が各地で行われている。北信越大会は10月24日に決勝が行われ、北陸(福井3位)が延長13回の激闘の末、2-1で敦賀気比(福井1位)を下して34年ぶり2回目の優勝を果たした。

北信越の出場枠は「2」のため、北陸の34年ぶり2回目のセンバツ出場は確実だ。

2022年高校野球秋季北信越大会


福井県勢同士の激突となった決勝は白熱した戦いだった。1点ずつを取り合い、同点で迎えたタイブレークの延長13回。北陸は1死一、三塁から内野安打で1点を勝ち越し、その裏1死満塁の大ピンチを切り抜けた。

2022年に春夏連続甲子園出場した敦賀気比打線を3投手のリレーで1点に抑えた北陸。夏の甲子園は2016年に出場したが、春となると1989年以来となる。福井商とアベック出場だった前回は初戦で秋田を破り、2回戦で元木大介のいた上宮に敗れた。34年ぶりセンバツの前に、まずは11月18日開幕の明治神宮大会に挑む。

敦賀気比も3年連続センバツ濃厚

準優勝の敦賀気比も3年連続10回目となるセンバツ出場が濃厚だ。決勝では惜しくも敗れたものの福井大会では優勝しており、実力は紙一重。松本国際(長野3位)、中越(新潟2位)、松商学園(長野1位)を強い内容で破って決勝進出しており、甲子園出場メンバーも残っている。順当なら選出されるだろう。

ネックになるとすれば地域性だ。2枠を同一県勢が占めることを嫌って、他県の候補が俎上に上がる可能性もある。4強入りしたのは松商学園(長野1位)と福井商(福井2位)のため、地域性だけで見れば松商学園が優位。オールドファンの多い信州の名門が選出される可能性も僅かながらある。

ただ、今春センバツでは2021年秋の東海大会で準優勝した聖隷クリストファー(静岡)が選考から漏れ、議論を呼んだ。東海は2枠だったが、優勝した日大三島(静岡)と4強の大垣日大(岐阜)が選ばれたことに批判の声も少なくなかったため、高野連は選考基準を明確にするガイドラインを新設。「地域性」以外にも明確な理由がない限り、敦賀気比が選考から漏れることは考えにくい。

2023年のセンバツは95回の記念大会のため例年より4校多い36校が出場。2023年1月27日に行われる選考委員会で一般選考32校、21世紀枠3校、神宮大会枠1校の計36校が決定する。3月10日に組み合わせ抽選が行われ、3月18日に開幕する。

2022高校野球秋季北信越大会トーナメント表


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