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高校野球秋季東北大会結果と2023年センバツ出場校予想

2022 10/22 06:00SPAIA編集部
阪神甲子園球場ⒸSPAIA
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夏の甲子園優勝の仙台育英が2年ぶりセンバツ確実

2023年の第95回選抜高校野球大会の選考資料となる秋季大会が各地で行われている。東北大会は10月16日に決勝が行われ、東北勢として初めて2022年夏の甲子園を制した仙台育英(宮城2位)が6-3でライバル・東北(宮城1位)を下して2年ぶり12回目の優勝を果たした。

2023年は95回の記念大会で東北の出場枠は「3」に増えるため、仙台育英の2年ぶり15回目、東北の12年ぶり20回目のセンバツ出場は確実だ。

2022年高校野球秋季東北大会


決勝は宮城の高校野球を引っ張ってきたライバル同士の激突だった。県大会では東北が優勝したが、東北大会では仙台育英が終始優位に展開。2回に2点を先制すると、4回に2点を追加、1点差に追い上げられた7回に2点を奪って突き放した。

投げては先発の湯田統真から田中優飛、髙橋煌稀のリレーでリードを死守。ライバルに雪辱を果たし、全国の覇者として面目を保った。夏の甲子園でもマウンドに立ったエース髙橋を中心に、11月18日開幕の明治神宮大会に挑む。

東北も12年ぶりセンバツ濃厚、難しい3校目

準優勝の東北も2011年以来12年ぶり20回目となるセンバツ出場は間違いないだろう。決勝では投手陣が被安打11、与四死球11と乱れたが、一時は1点差まで追い上げる熱戦。甲子園は夏の選手権も2016年以来出場がなく、最近は仙台育英に水をあけられているが、2009年夏以来の甲子園1勝を狙う。

例年なら決勝進出の2校で順当に決まる東北だが、3校目の選考は困難を極めそうだ。準決勝で敗れたのは聖光学院(福島1位)と能代松陽(秋田1位)。両校とも2022年夏の甲子園に出場した実力校で、春夏連続出場の聖光学院はセンバツ2回戦で準優勝した近江に敗れ、夏は準決勝で優勝した仙台育英に敗れている。過去の実績では能代松陽より上だろう。

ただ、今秋に限って見ると、能代松陽は準決勝で優勝した仙台育英と1-2の接戦の末に敗退。聖光学院は準優勝の東北に2-6で敗れており、やや能代松陽が優位かも知れない。ちなみに高校通算93本塁打の怪物スラッガー、佐々木麟太郎を擁する花巻東(岩手1位)は、初戦で鶴岡東(山形2位)に敗れ、センバツは絶望的と見られる。

2023年のセンバツは95回の記念大会のため例年より4校多い36校が出場。2023年1月27日に行われる選考委員会で一般選考32校、21世紀枠3校、神宮大会枠1校の計36校が決定する。3月10日に組み合わせ抽選が行われ、3月18日に開幕する。

2022高校野球秋季東北大会トーナメント表


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