「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

高校野球明治神宮大会結果と2023年センバツ「神宮枠」出場校予想

2022 11/26 06:00SPAIA編集部
明治神宮球場,Ⓒyu_photo/Shutterstock.com
このエントリーをはてなブックマークに追加

Ⓒyu_photo/Shutterstock.com

大阪桐蔭が史上初の2連覇

2023年の第95回選抜高校野球大会の選考資料となる第53回明治神宮野球大会高校の部は11月24日に決勝が行われ、大阪桐蔭(近畿)が6-5で広陵(中国)を下して2年連続2回目の優勝を果たした。

2023年センバツの「神宮大会枠」は近畿地区に与えられ、近畿の出場枠「6」から1校増えて7校が出場する。

決勝は2回に3点を先制した広陵が、4回に「広陵のボンズ」の異名を持つスラッガー真鍋慧の高校通算49号となる2ラン本塁打で5点をリードする展開。しかし、大阪桐蔭は5回に長短打で5点を返して追いつくと、6回表に山田太成の内野安打で1点を奪い、6-5と勝ち越した。

投げては6回裏から登板した左腕エース・前田悠伍が4回を3安打、7奪三振、無失点と好リリーフ。1点差を守り切り、明治神宮大会史上初の連覇を果たした。

神宮大会枠で高田商が滑り込む?

さて、神宮大会枠が与えられる近畿地区はどんな状況だろうか。秋季近畿大会優勝の大阪桐蔭(大阪1位)に準優勝の報徳学園(兵庫1位)、ベスト4の龍谷大平安(京都3位)と智弁和歌山(和歌山1位)の4校は当確だろう。

準々決勝で敗れた4校のうち、彦根総合(滋賀1位)と履正社(大阪2位)は地域性や実力的に見て選出される可能性が高い。

残るは社(兵庫3位)と高田商(奈良2位)だが、社は県大会3位だった上、準々決勝の負け方(智弁和歌山に7回コールド)の印象が良くない。奈良県勢で唯一の8強入りとなった高田商が7つめの椅子に滑り込むと見る。

2023年のセンバツは95回の記念大会のため例年より4校多い36校が出場する。2023年1月27日に行われる選考委員会で一般選考32校、21世紀枠3校、神宮大会枠1校の計36校が決定。3月10日に組み合わせ抽選が行われ、3月18日に開幕する。

2022高校野球明治神宮大会トーナメント表


【関連記事】
高校野球全国大会の歴代優勝校、明治神宮、選抜、選手権、国体の4冠年度別成績
高校野球秋季近畿大会結果と2023年センバツ出場校予想
高校野球秋季関東大会結果と2023年センバツ出場校予想