沖縄尚学が9年ぶりセンバツ確実
2023年の第95回選抜高校野球大会の選考資料となる秋季大会が各地で行われている。九州大会は10月29日に決勝が行われ、沖縄尚学(沖縄1位)が8-5で長崎日大(長崎1位)に逆転勝ちして9年ぶり3回目の優勝を果たした。
九州の出場枠は「4」のため、沖縄尚学の9年ぶり7回目のセンバツ出場は確実だ。
決勝は終盤の集中打で沖縄尚学が逆転勝ちした。初回に2点の先制を許し、3回にも1失点。4回に一度は追いついたが、すぐに突き放され、3-4で迎えた7回だった。知花慎之助の二塁打で同点とし、さらに佐野春斗のタイムリーで逆転。9回にも佐野の二塁打で2点を奪い、3投手の継投で粘る長崎日大を振り切った。
沖縄尚学は準々決勝でも明豊(大分1位)にサヨナラ勝ち、準決勝では海星(長崎2位)に逆転サヨナラ勝ちするなど驚異の粘り腰を発揮。ベスト8進出した2014年以来のセンバツ出場を確実にした。11月18日に開幕する明治神宮大会に出場する。
長崎日大も2年連続センバツ濃厚
敗れたとはいえ、長崎日大も堂々の準優勝。2年連続4回目のセンバツは当確だ。2022年センバツでは、今秋ドラフトで西武に5位指名された山田陽翔を擁して準優勝した近江に2-6で初戦敗退。初出場で8強入りした1993年以来となるセンバツ1勝を狙う。
九州の出場枠は「4」のため、大分商(大分2位)と海星(長崎2位)の選出も濃厚だろう。大分商は初戦で鹿児島県王者の神村学園に6回コールド勝ち、準々決勝では東福岡(福岡2位)との接戦を制した。センバツ出場なら、新型コロナ感染拡大のため中止となった2020年以来3年ぶり7回目となる。
海星も優勝した沖縄尚学と準決勝で大接戦を演じ、惜しくも逆転サヨナラ負けしたが実力は遜色ないだろう。初戦から東海大星翔、西日本短大付と熊本と福岡の県大会優勝校を撃破。長崎日大と同じ長崎県勢ではあるものの、2022年夏の甲子園で3回戦進出したメンバーが残っており、試合内容から見ても落選の可能性は低い。出場なら2016年以来7年ぶり6回目となる。
2023年のセンバツは95回の記念大会のため例年より4校多い36校が出場。2023年1月27日に行われる選考委員会で一般選考32校、21世紀枠3校、神宮大会枠1校の計36校が決定する。3月10日に組み合わせ抽選が行われ、3月18日に開幕する。
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