山梨学院が2年連続センバツ確実
2023年の第95回選抜高校野球大会の選考資料となる秋季大会が各地で行われている。関東大会は10月30日に決勝が行われ、山梨学院(山梨1位)が9-3で専大松戸(千葉1位)を下して29年ぶり2回目の優勝を果たした。
2023年センバツは95回の記念大会のため例年より4校多い36校が出場する。関東・東京の出場枠は「7」のため、山梨学院の2年連続6回目のセンバツ出場は確実だ。
決勝は山梨学院が猛打で圧倒した。2回、3回に1点ずつを奪うと、6回には3点を追加。7回には進藤天のソロ本塁打も飛び出し、投げては先発・林謙吾が6.2回2安打無失点と好投した。2番手の星野泰輝が8回に3点を失ったが、9回に佐仲大輝の3ランで突き放し、千葉県王者の専大松戸に完勝。11月18日に開幕する明治神宮大会への出場を決めた。
山梨学院は準決勝でも群馬大会優勝の健大高崎を破っており、実力は文句なし。昨年は春夏連続で甲子園出場したものの、ともに初戦敗退しただけに、まずは2019年センバツ以来となる甲子園1勝を目指す。
専大松戸も2年ぶりセンバツ濃厚、清原次男の慶応も
準優勝の専大松戸も2年ぶり2回目のセンバツは当確。ベスト4入りした健大高崎(群馬1位)と慶応(神奈川2位)も順当に選ばれるだろう。慶応には清原和博氏の次男・清原勝児がおり、聖地の土を踏めば話題を呼びそうだ。
難しいのは5番目のイス。準々決勝で敗れた4校のうち、トーナメントの関係で1勝もしていない昌平(埼玉1位)は消えるだろう。残るは横浜(神奈川1位)、山村学園(埼玉3位)、作新学院(栃木1位)の3校。山村学園は埼玉3位の上、山梨学院に8回コールド負けしており印象が悪い。
横浜と作新学院の争いとなりそうだが、同じ神奈川の慶応が選ばれそうな横浜より、専大松戸戦で一時はリードを奪いながら惜しくも逆転負けした作新学院の方が、地域性も含めて有利と見る。ただ、2023年センバツは関東5校・東京1校を決め、最後に両地区の中から1校を選ぶため、東京との比較で最後の1枠に横浜が滑り込む可能性もあるだろう。
センバツ出場校は2023年1月27日に行われる選考委員会で一般選考32校、21世紀枠3校、神宮大会枠1校の計36校が決定する。3月10日に組み合わせ抽選が行われ、3月18日に開幕する。
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