大阪桐蔭が4年連続センバツ確実
2023年の第95回選抜高校野球大会の選考資料となる秋季大会が各地で行われている。近畿大会は11月5日に決勝が行われ、大阪桐蔭(大阪1位)が1-0で報徳学園(兵庫1位)を下して2年連続5回目の優勝を果たした。
近畿の出場枠は「6」のため、2022年センバツで優勝した大阪桐蔭の4年連続14回目のセンバツ出場は確実だ。
決勝は4回に大阪桐蔭が1点を先制すると、エース左腕・前田悠伍が9回122球を投げて3安打、9奪三振で完封。準決勝までの3試合で計29得点を挙げていた報徳学園の強力打線を封じ込み、11月18日開幕の明治神宮大会出場を決めた。
大阪桐蔭は2022年センバツの準々決勝以降3試合連続で2桁得点を挙げる圧勝で全国制覇。夏は準々決勝で下関国際に敗れただけに、2023年こそ3度目の春夏連覇を狙う。
報徳学園も6年ぶりセンバツ濃厚
準優勝の報徳学園も6年ぶり22回目のセンバツは当確だろう。秋季大会では初戦の箕面学園(大阪3位)戦の11点を皮切りに履正社(大阪2位)戦で9点、智弁和歌山(和歌山1位)戦で9点と計29点を奪った打線は他校の脅威となりそうだ。
また、準決勝で敗れた龍谷大平安(京都3位)と智弁和歌山も準々決勝までの勝ちっぷりが良く、順当に選ばれるだろう。出場なら龍谷大平安は全国最多記録を更新する4年ぶり42回目、智弁和歌山は3年ぶり15回目となる。
残るは2校。準々決勝で敗れた4校のうち、社(兵庫3位)は唯一、県大会3位だった上、準々決勝で智弁和歌山に7回コールド負けと内容も良くない。高田商(奈良2位)、彦根総合(滋賀1位)、履正社(大阪2位)の争いだが、高田商は準々決勝で龍谷大平安に0ー5で完敗しており、印象が悪い。奈良大会で敗れた天理(奈良1位)が初戦で社に7-13で敗れたこともマイナスに働く可能性がある。
準々決勝の大阪桐蔭戦で一時リードを奪った彦根総合は、出場なら初めての甲子園となるフレッシュさがあり、地域性でも有利だ。履正社も報徳学園と7回表まで同点の接戦を演じるなど、実力的に大きな差はない。新型コロナ感染拡大のため中止となった2020年以来10回目の出場に近いと見る。
2023年のセンバツは95回の記念大会のため例年より4校多い36校が出場。2023年1月27日に行われる選考委員会で一般選考32校、21世紀枠3校、神宮大会枠1校の計36校が決定する。3月10日に組み合わせ抽選が行われ、3月18日に開幕する。
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