九州国際大付は11年ぶり3回目のセンバツ確実
2022年のセンバツ高校野球の選考資料となる秋季九州大会は11月12日に決勝が行われ、九州国際大付(福岡1位)が12-6で大島(鹿児島1位)を下し、初優勝を果たした。
九州国際大付は初回に1点を先制すると、2回に一挙8点の猛攻撃。その後も加点して大量12点を奪い、9回に大島の反撃を受けて5失点したが、それでも6点差の大勝だった。
九州大会4試合中3試合で2桁得点の圧勝V。11月20日に開幕する明治神宮大会の出場を決め、11年ぶり3回目の来春センバツ出場を確実にした。ちなみに2011年は決勝で東海大相模に敗れたものの準優勝を果たしている。
敗れた大島も準々決勝で興南(沖縄1位)に完封勝ちするなど堂々の準優勝。21世紀枠で出場した2014年以来8年ぶり2回目のセンバツ出場は当確だろう。
有田工と長崎日大も濃厚
センバツの出場枠は「4」のため、準決勝で敗退した有田工(佐賀2位)と長崎日大(長崎2位)のセンバツ出場も濃厚だ。有田工は秀岳館(熊本1位)と海星(長崎1位)に連続完封勝利し、準決勝も大島と7-11の大熱戦。選ばれれば2013年夏以来、春は初めての甲子園となる。
長崎日大は小林秀峰(宮﨑1位)、佐賀商(佐賀1位)を破ってのベスト4入り。準決勝で九州国際大付に2-12で7回コールド負けしたのは割引材料だが、準々決勝で昨春センバツ準優勝の明豊(大分1位)も九州国際大付に0-13で5回コールド負けしており、順当なら選ばれるだろう。
九州国際大付に最も善戦したのは1回戦で4-6と惜敗した鹿児島城西(鹿児島2位)だが、同県の大島が準優勝したため、地域性を考えても厳しい選考になると見られる。
センバツ出場校を決める選考委員会は来年1月28日に開かれ、一般選考28校、21世紀枠3校、神宮大会枠1校の計32校が決まる。組み合わせ抽選会は3月11日に行われ、同18日に開幕。30日まで休養日を含む13日間の日程で開催される。
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