明秀日立は4年ぶり2回目のセンバツ確実
2022年のセンバツ高校野球の選考資料となる秋季関東大会は11月7日に決勝が行われ、明秀日立(茨城1位)が9-7で山梨学院(山梨1位)を下し、初優勝を果たした。
明秀日立は初回と2回に1点ずつ許したが、2回に4点を奪って逆転。4回に1点、5回に3点を失って4-6とされたものの、5回裏に石川ケニーと猪俣駿太のソロ2本で追いついた。6回に1点を奪って勝ち越すと7回に追いつかれる白熱のシーソーゲームとなり、7-7で迎えた7回裏、伊藤和也の三塁打で2点を奪い、大熱戦にケリをつけた。
明秀日立は11月20日に開幕する明治神宮大会の出場を決め、4年ぶり2回目の来春センバツ出場を確実にした。
敗れた山梨学院も明秀日立(13安打)を上回る17安打。山梨大会で優勝し、関東大会でも拓大紅陵(千葉2位)、白鴎大足利(栃木1位)、浦和学院(埼玉1位)を圧倒してきた猛打は見事だった。2年ぶり5回目のセンバツは当確だろう。
センバツの出場枠は関東・東京で「6」のため、4強入りした浦和学院も7年ぶり11回目、木更津総合(千葉1位)も6年ぶり4回目の出場が濃厚だ。
6校目は東海大相模か二松学舎大付?
6校目は東京大会で準優勝した二松学舎大付との比較になる。関東大会では4強以上が茨城、山梨、埼玉、千葉、8強止まりが栃木、神奈川、群馬2校と分散しており、地域性はあまり考慮に入れる必要はなさそうだ。
準々決勝敗退した4校では東海大相模(神奈川1位)が最有力だろうか。初戦で2017年に全国制覇した花咲徳栄(埼玉2位)に9-4で快勝。準々決勝は木更津総合に1-4で敗れたが、その木更津総合は準決勝で優勝した明秀日立と2-5の接戦を演じた。
逆に白鴎大足利は準々決勝で山梨学院に0-9で6回コールド負け。桐生第一(群馬1位)も浦和学院に0-5で完封負け、健大高崎(群馬2位)は明秀日立に4-11で大敗と、3校とも負け方が良くない。
東海大相模は2021年センバツ覇者で、門馬敬治前監督の後任として元巨人の原俊介監督が就任した話題性もある。最後は二松学舎大付との争いになると見るが、6つめの椅子に滑り込むことができるか。
センバツ出場校を決める選考委員会は来年1月28日に開かれ、一般選考28校、21世紀枠3校、神宮大会枠1校の計32校が決まる。組み合わせ抽選会は3月11日に行われ、同18日に開幕。30日まで休養日を含む13日間の日程で開催される。
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