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高校野球秋季四国大会結果と2021年センバツ出場校予想

2020 11/15 06:00SPAIA編集部
阪神甲子園球場ⒸSPAIA
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明徳義塾2年連続20回目のセンバツ確実

2021年の第93回選抜高校野球大会の選考資料となる秋季大会が各地で行われている。四国大会は11月1日に決勝が行われ、明徳義塾(高知1位)が5-1で聖カタリナ学園(愛媛1位)を下して2年連続11回目の優勝を果たした。

四国の出場枠は中国と合わせて「5」のため、明徳義塾の2年連続20回目、聖カタリナ学園の初めてのセンバツ出場は確実だ。

残る1枠は中国との兼ね合いになるが、4強入りした2校の中では、準決勝を2-9で7回コールド負けした鳴門(徳島1位)より、聖カタリナ学園と延長12回の激闘の末に敗れた小松(愛媛3位)がやや有利と見られる。

2020年高校野球秋季四国大会


決勝は明徳義塾のエース・代木大和が力投した。4回に1-1の同点に追いつかれたものの、味方打線が5回に1点、8回に3点を奪い、そのリードを死守。93球で完投し、頂点に立った。ちなみに明徳義塾の主将・米崎薫暉の父は、1988年ドラフト1位で近鉄に入団した元プロ野球選手の薫臣氏だ。

夏は2002年に全国制覇を果たしたものの、春の優勝はない明徳。高知県勢としても1985年の伊野商以来、紫紺の大旗から遠ざかっており、久々の上位進出を狙う。

聖カタリナ学園は甲子園で旋風なるか

準優勝の聖カタリナ学園は、センバツ出場すれば春夏通じて初めての甲子園。1925年に松山美善女学校として開校と歴史は古いが、男女共学になったのは2016年だ。

創部5年目とはいえ、愛媛県大会では今治西を破るなど計4試合で3失点と投手を中心とした守りは固い。初めての甲子園で旋風を巻き起こすか注目される。

センバツ出場校は2021年1月29日に行われる選考委員会で、21世紀枠3校を含む32校が決定。3月12日に組み合わせ抽選が行われ、3月19日に開幕する。今秋の明治神宮大会が新型コロナウイルスの影響で中止されたため、例年1枠が与えられる神宮大会枠については今後議論される。

2020年高校野球秋季四国大会トーナメント表


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