高校野球秋季中国大会結果と2021年センバツ出場校予想

2020 11/14 06:00SPAIA編集部

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広島新庄2年連続3回目のセンバツ確実

2021年の第93回選抜高校野球大会の選考資料となる秋季大会が各地で行われている。中国大会は11月1日に決勝が行われ、広島新庄（広島1位）が3－2で下関国際（山口2位）を下して初優勝を果たした。

中国の出場枠は四国と合わせて「5」のため、広島新庄の2年連続3回目、下関国際の3年ぶり2回目のセンバツ出場は確実だ。

残る1枠は四国との兼ね合いになるが、4強入りした2校の中では、準決勝を0－12でコールド負けした米子東（鳥取1位）より、優勝した広島新庄に敗れた鳥取城北（鳥取2位）が有力と見られる。

2020年高校野球秋季中国大会

決勝は1点を争う好ゲームとなった。2－2の同点で迎えた7回、広島新庄は伊永大蔵のタイムリーで勝ち越し。投げてはエース右腕・花田侑樹と左腕・秋山恭平の継投で初の頂点に立った。

広島新庄は新チーム結成以来、無敗の33連勝。準々決勝から3試合連続で1点差の接戦を制した粘り強さで、2003年の広陵以来遠ざかっている広島県勢の優勝を狙う。

1年生主体の下関国際も3年ぶり聖地濃厚

準優勝の下関国際は、2017年以降だけで春夏計3回の甲子園出場を果たしており、2018年夏にはベスト8入りした。主将の山下世虎を始め、メンバーの大半が1年生という若いチームだが、山口の高校球界を引っ張る存在として、甲子園でも爪痕を残したい。

センバツ出場校は2021年1月29日に行われる選考委員会で、21世紀枠3校を含む32校が決定。3月12日に組み合わせ抽選が行われ、3月19日に開幕する。今秋の明治神宮大会が新型コロナウイルスの影響で中止されたため、例年1枠が与えられる神宮大会枠については今後議論される。

2020年高校野球秋季中国大会トーナメント表