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高校野球秋季近畿大会結果と2024年センバツ出場校予想

2023 11/6 06:00SPAIA編集部
阪神甲子園球場,ⒸSPAIA
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大阪桐蔭が京都外大西を下して3連覇

2024年の第96回選抜高校野球大会の選考資料となる秋季大会が各地で行われている。近畿大会は11月4日に決勝が行われ、大阪桐蔭(大阪1位)が2-1で京都外大西(京都1位)を下して3年連続6回目の優勝を果たした。

近畿の出場枠は「6」のため、大阪桐蔭の5年連続15回目のセンバツ出場は確実だ。

2023年高校野球秋季近畿大会


決勝は大阪桐蔭が2回に1点を先制し、5回にも1点を追加。投げては先発した背番号15の1年生右腕・森陽樹が7回無失点と好投し、8回に代わった平嶋桂知が1点を失ったものの、9回2死満塁のピンチもしのいで2-1で逃げ切った。

史上初の秋の近畿大会3連覇を達成した大阪桐蔭は、11月15日に開幕する明治神宮大会でも史上初の3連覇がかかる。さらに今春は準決勝で報徳学園に敗れて涙を呑んだが、来春センバツで2年ぶりの優勝を狙う。

嘉永5年創立の耐久も初の甲子園濃厚

1986年以来37年ぶりの優勝を狙った京都外大西は9回2死満塁まで王者・大阪桐蔭を追いつめたが、惜しくも届かなかった。それでも彦根総合(滋賀3位)、履正社(大阪2位)、耐久(和歌山1位)を破って堂々の準優勝。2006年以来18年ぶり7回目のセンバツは確実だ。

4強入りした京都国際(京都2位)と耐久も濃厚。京都国際は2022年のセンバツを出場辞退しており、来春に出場すれば3年ぶり2回目となる。

一方の耐久は、選ばれれば春夏通じて初の甲子園。1852年(嘉永5年)創立の伝統校で、4強入りしなくても21世紀枠の候補に挙がりそうだが、自力で甲子園切符をほぼ手中にした。

残る2つのイスは意見が分かれそうだ。有力候補は準々決勝で敗れた報徳学園(兵庫1位)、近江(滋賀1位)、履正社、須磨翔風(兵庫2位)の4校。まずは優勝した大阪桐蔭と3-4の接戦の末に敗れた報徳学園が選ばれるか。

残る3校のうちでは京都国際に0-1で9回サヨナラ負けした近江が、地域性を考慮しても1番手かも知れないが、選考は難航しそうだ。

2024年のセンバツは例年と同じ32校が出場。2024年1月26日に行われる選考委員会で一般選考29校、21世紀枠2校、神宮大会枠1校の計32校が決定する。3月8日に組み合わせ抽選が行われ、3月18日に開幕する。

2023高校野球秋季近畿大会トーナメント表


※表画像の8強で須磨翔風と表記すべきところを社と表記しておりました。お詫びして訂正いたします。11月6日15時54分

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