熊本国府が明豊を下して初優勝
2024年の第96回選抜高校野球大会の選考資料となる秋季大会が各地で行われている。九州大会は11月3日に決勝が行われ、熊本国府(熊本1位)が5-1で明豊(大分1位)を下して初優勝を果たした。
九州の出場枠は「4」のため、熊本国府のセンバツ初出場は確実だ。
決勝は熊本国府が2回に3点を先制。中盤は膠着状態が続いたが、8回にも2点を追加すると、先発の坂井理人が9回に1点を失ったものの、112球を投げて完投した。
熊本国府は11月15日に開幕する明治神宮大会に出場。準決勝で今夏甲子園4強の神村学園(鹿児島1位)も破って創部18年目で初の九州王者となり、秋の明治神宮、さらに来春のセンバツで旋風の予感が漂う。
明豊、神村学園、東海大福岡も有力
8季ぶりの優勝を狙った明豊は惜しくも頂点に届かなかったが、準優勝した2021年以来となる3年ぶり6回目のセンバツは濃厚だ。今夏の甲子園メンバーも残っており、地力は高い。
残る2校も4強入りした神村学園と東海大福岡(福岡1位)ですんなり決まると見られる。今夏の甲子園ベスト4の実力校・神村学園は初戦で沖縄尚学(沖縄2位)に9-1、準々決勝で日南学園(宮崎2位)に10-0と完勝しており、実力を証明済み。東海大福岡も九州学院(熊本2位)、延岡学園(宮崎1位)をいずれも10-8で退け、強打を見せつけた。
神村学園が選ばれれば9年ぶり6回目、東海大福岡は7年ぶり3回目のセンバツとなる。
2024年のセンバツは例年と同じ32校が出場。2024年1月26日に行われる選考委員会で一般選考29校、21世紀枠2校、神宮大会枠1校の計32校が決定する。3月8日に組み合わせ抽選が行われ、3月18日に開幕する。
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