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【スポーツ×地域】第3回 スポーツ×地域で最も成功している地方都市①

2019 1/11 15:00藤本倫史
マツダスタジアム,Shutterstock.com
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札幌、仙台、広島、福岡とプロスポーツ

まず、歴史から見ると、プロ野球が2リーグ制になった1950年から現在まで、3大都市圏以外でプロスポーツクラブが本拠地を置いている都市は広島市しかない。

福岡市は1978年、西鉄ライオンズが経営難で福岡から出ていき、ダイエーが1988年に球団を創設するまで約10年の空白期間があった。また、仙台も1974年から77年までロッテオリオンズが本拠地の1つとして使用していたが撤退。その後、Jリーグのクラブはベガルタ仙台が1999年にJ2へ参入し、プロ野球は2005年から東北楽天が設立されるまで、仙台市に本拠地を置く球団が無かった。

同じく、札幌市も1998年にJリーグへ参入したコンサドーレ札幌、プロ野球は東京から2004年に移転した北海道日本ハムファイターズより以前は皆無であった。その他の比較的人口規模が大きい都市も1990年代後半からの歴史しかない。

それと比較すると、1950年から球団を持っている広島市、特に広島東洋カープとの関係は非常に深く特長的である。

会社を継続することは非常に難しい。起業して10年以上生存する会社は1割にも満たないと言われている。また、特殊なビジネス環境であるプロスポーツクラブはJリーグが誕生するまで、親会社ありきのビジネスモデルであった。カープの場合は独立採算制で、しかも地方都市の市場であると考えると、都市圏と比べて非常に厳しい経営環境だったのは考えなくてもわかる。

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